COLUMN

俺の人生、三種の神器 -Dino ②移住編-

2017.05.15

DinoDino

 

 

▼俺の人生、三種の神器とは?

人生の転換期には、必ず何かしらきっかけとなる「人・もの・こと」があるはずです。そのきっかけって、その当時は気づけないけれども、振り返ると「あれが転機だった!」といったことはありませんか?そんな人生の転機についてアンテナ編集部で考えてみることにしました。それがこの「俺の人生、三種の神器」。

折角なのでもっとアンテナ編集部員ひとりひとりのことを知ってもらいたい!そんな気持ちも込めたコラムです。これから編集部員が毎週月曜日に当番制でコラムを更新していきます。どうぞお楽しみに!

 

 

この当番制コラムも二週目も半ばを過ぎ、ぼんやりゴールが見えてきたところで僕の番です。

しかしながら、何度このコラムの順番が回ってきてもこの単調な人生に劇的な変化などないのである。書くことが無い。

前回はかろうじてコラムの形をした人探し記事を書くことで乗り切ったが、今回ばかりは本当にどうしようもない。でも回ってくるものは回ってくる。

何かヒントはないものか、と他のアンテナメンバーのコラムを読み漁るが、やはり個性的な面々の集まりであるが故にみんないろいろなものに人生を変えられまくっている。もはや半分くらい会ったことないけど(自分がまあまあ引きこもっているせい)。

皆すげえなあ、と思いながら自分の記憶を漁る。

 

改めて自分の人生を振り返ったときに、本当に自分には転換期がなかったのかと考えると、あるやん。

もはや自分自身を飼いならしすぎて話題にされても何も感じなくなっていたが、そういえば僕はギリシャから引っ越してきたんだった。すっかり自分を純血の日本人だと思ってた。忘れてた。

 

 

 

はじめに

 

 

そもそも最近はなんの活動もしてないので、ここしばらくのアンテナの活動を追っかけてくださってる方からは「そもそも誰こいつ」な感じでしょうが、僕も気づけばアンテナに知らない人がたくさんいて浦島太郎です。ていうか外に出てなさ過ぎてリアル浦島です。

 

僕の生まれはヨーロッパにあるギリシャというオリンピックとかで有名だけどそれ以外はとりたてていいところがない(主観です)国です。向こうで生まれて10歳になったくらいで、やんごとなき事情(お察しください)によって日本にやってきました。

 

父親がギリシャ人で母親が日本人。いわゆるハーフ(最近はダブルというらしいですが、当事者からしてみれば正直どっちでもいい)というやつなんですが、グダグダ出自を語っても仕方ないので、今回はギリシャと日本で自分の扱われ方というか、幼少期のポジショニングにスポットを当てたいと思います。

 

 

 

ギリシャ編

 

僕の顔を直接見たことがある人は何となくわかるかもしれませんが、どちらかというと西洋風の顔だちをしているといわれることが多いです。しかしギリシャではこのツラ構えは思いっきりアジア顔らしく、物心がつき始めたころには現地の子供らに「チンチャンチョ~ン」(なんとなく中国人っぽい動きをしながら)と罵られる日々でした。

 

子供心に、自分は中国人ではないし、半分は日本人だけど半分はギリシャ人だと思っていたので、すごく自尊心を傷つけられたように感じてました(もちろん仲良くしてくれた子たちもいて、そういう子たちには頭が上がりませんでした)。

 

 

 

日本編

 

日本に来てから、徳島→神戸→京都と生活の場を移していきました。こっちでの扱いはギリシャとはうって変わって、みんな親切だしエライ違いでした。

 

しかしギリシャは英語圏じゃないし、ギリシャ語も使わないのでほとんど覚えていないので(よく英語やギリシャ語を教えてくれと言われる)、彼らが期待したことは何ひとつ実現できませんでした。

 

今思えば、何を勝手に期待して勝手に失望してるんだと言い返すこともできるんですが、小学生当時はクラスメイトのガッカリした顔を見るのが本当に怖かったのです。

 

 

 

ちょっとだけ生きやすくするには

 

 

ギリシャでも日本でもなんとなくよそ者扱いされ続けるうちに、自分が何者かわからくなり、抑圧された青春時代をすごしたなあと思います(誰しもがそのような疎外感を一度くらいは青春時代に経験するものだとは思いますが)。

 

そこから歳をとっていろんな友達ができたし、いろんなコミュニティーに顔を出せるまでに成長したけど、どこに顔を出しても孤独感をぬぐいきれないし、誰も興味を示さない自分なんて、自分の人生なんて意味がないんじゃないのかと思い続けてました。

 

そろそろまとめないとな~と思いながらふと手を止めて少し考えてみたけど、この問題の根が(自分の中で)深すぎて纏まる気がしない……。この記事書き始めたくらいの時は「これ読んでみんながちょっとだけ他人に優しくなったらいいナ~」なんてナマっちょろいこと考えてましたが、人の数だけ考え方があるこの世の中ではほぼ無理だと思ってます。

 

が、これをここまで読んでくれた奇特で優しいあなたには、試しに「あまり自分が興味を持てない人」と接するとき、ちょっとだけその優しさを使ってみてください。ちょっとだけ自分の周りの世界が穏やかになると思います。

 

 

 

▼他の人の転機

 

堤大樹

①初めてのひとり旅

https://kyoto-antenna.com/column/turning_point_tsutsumi_1/

②音楽

https://kyoto-antenna.com/column/turning_point_tsutsumi_2/

山田和季

①シンパシー

https://kyoto-antenna.com/column/turning_point_kazoo_1/

②自己が無になった話

https://kyoto-antenna.com/column/turning_point_kazoo_2/

岡安いつ美

①Peelander yellow

https://kyoto-antenna.com/column/turning_point_okayasu_1/

②SXSW

https://kyoto-antenna.com/column/turning_point_okayasu_2/

髙橋知里

①私だけのギターヒーロー

https://kyoto-antenna.com/column/turning_point_cathy_1/

②Final Fantasy 8

https://kyoto-antenna.com/column/turning_point_cathy_2/

小倉陽子

①家ガール

https://kyoto-antenna.com/column/turning_point_iegirl_1/

②舞台に立つ

https://kyoto-antenna.com/column/turning_point_iegirl_2/

川端安里人

①映画との出会い

https://kyoto-antenna.com/column/turning_point_arito_1/

②真夜中

https://kyoto-antenna.com/column/turning_point_arito_2/

則松弘二

①H君

https://kyoto-antenna.com/column/turning_point_norimatsu_1/

山田克基

①池谷先生

https://kyoto-antenna.com/column/turning_point_coney_1/

②表現の素

https://kyoto-antenna.com/column/turning_point_coney_2/

稲本百合香

①GARNET CROW

https://kyoto-antenna.com/column/turning_point_inamoto_1/

②Gulliver Get

https://kyoto-antenna.com/column/turning_point_inamoto_2/

Dino

①Kさん

https://kyoto-antenna.com/column/turning_point1_dino/

①移住

https://kyoto-antenna.com/column/turning_point_dino_2/

森下優月

①活字

https://kyoto-antenna.com/column/turning_point1_yuzuki/

高石瑞希

①ノート

https://kyoto-antenna.com/column/turning_point1_takaishi/

齋藤紫乃

①ウォーターガールズ

https://kyoto-antenna.com/column/turning_point_shino_1/

GOODS

トップへ