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バンド対抗・謎解きバトル – 一番頭が柔らかいのはどのバンド? –

2017.02.24

堤 大樹堤 大樹

こんにちは、アンテナ編集長の堤です。

 

突然ですが、みなさんは”バトル”はお好きですか?

 

バトルと言えば少年マンガなんかでよくある話ですよね。純粋な肉体によるバトルや、能力を使ったバトル、もしくはカイジ (福本伸行作品) のように頭を使ったものもひとつのバトルものと言えるでしょう。僕はと言えば幽遊白書の暗黒武闘大会なんかにはのめり込んだのをきっかけに、三度の飯よりバトルが好きでして、日々いろいろなバトルを探して歩き回っているわけです。

 

でもマンガやTV以外でバトルを目にすることってあまりないんですよね。大人になればなおのこと人と比べられること自体が減っていきますもんね。しかし見たい……意地と意地がぶつかり合う、熱いバトルが見たい……。

 

そんなことを考えていた矢先に、良いタイミングで良い感じの提案をSCRAPさんにいただきまして、今回アジトオブスクラップ京都さんご協力の元、バンドマンにその素敵な楽曲を生み出す源である頭脳を使ってバトってもらおうと思います。

 

内容はずばり、リアル脱出ゲーム『不思議な晩餐会へようこそ』にて、どのバンドが一番初めに脱出できるかバトルをしてもらう、です。

 

 

『不思議な晩餐会へようこそ』とは?

 

 

数多くのリアル脱出ゲームを仕掛ける、SCRAPのアジトオブスクラップ京都で2/24 (金) から開催される新作のゲーム。SCRAP初のプロジェクションマッピングをフルに使用した作品で、通常の脱出ゲームと違い1テーブル5人を1チームとしている。

プレイヤーは魔女サヴァランに招かれ不思議な晩餐会へと向かうが、それは全ての料理を食べ切らないと、ネズミにされてしまう勝負だった。様々な魔法を駆使してメニューに隠された謎を解いていく。

http://www.scrapmagazine.com/ptg/

 

 

楽曲を制作するバンドマンにとって、アイディアの源、頭は柔らかくないとならないもの!こちらのゲームにて、どのバンドが一番頭が柔らかいのか威信をかけてバトルしてもらいます!自分たちのためだけではなく、何より彼らを愛するファンのプライドをかけて頑張ってもらおうじゃありませんか。

 

 

ルールは簡単、2つだけ!

 

①制限時間60分、一番早くクリアしたバンドの勝利

②クリアしたものがいなかった場合、一番多くの謎を解いたバンドの勝利

 

果たして、どのバンドが一番最初にクリアできるのか!?みなさんもぜひ予想してみてください!

 

 

そして今回このバトルに参加してくれるバンドはこの3バンドだ!

 

 

エントリーNo.1:ベランダ

 

 

エントリーNo.2:シンガロンパレード

 

 

エントリーNo.3:踊る!ディスコ室町

 

 

挑戦順はベランダ→シンガロンパレード→踊る!ディスコ室町となっております!

それではヒアウィーゴー!

 

 

 

ベランダの挑戦

 

 

最初に挑戦するのはベランダ。当日にVo./Gt.髙島颯心が急遽体調不良で不参加になってしまいBa./cho.中野鈴子とDr./Cho.金沢健央、そこにサポートメンバーの田澤と、たまたまその場に居合わせたアンテナライターの優月を加えた4人で挑戦することに。

 

ゲームのスタート前にはお互いに自己紹介をするなど、ある種実際にゲームに参加した時に近いムードで過ごしすメンバー。しかし、即席メンバーの優月を加えての挑戦となったにも関わらず非常に和やかな雰囲気で、そのあたりからベランダメンバーの人の良さが伺えた。

 

 

 

 

 

ゲームスタート

 

 

メンバーみんなで声を掛け合い、相談しながら一緒に謎を解いていく。誰かが見落としていた謎も他のメンバーが気付くなど、抜群のチームワークを発揮して序盤は特に苦戦することなく、順調に進んでいった。

 

 

 

 

田澤:これこっちじゃないですか?

 

健央:あ、なるほど……!さっきのやつと合わせて。

 

 

 

 

鈴子:あー、ほんとだ!すごい!

 

 

 

 

プロジェクションマッピングにエフェクトが表示されるたびに、感嘆の声をあげるベランダメンバー。プレイ中は笑い声や笑顔が絶えず、めちゃくちゃ楽しんでいた。

 

 

 

残り30分

 

 

“不思議な晩餐会”のキャッチコピーは、「今宵あなたは本当に魔法が使えるようになる。」だ。実際にプレイ中に謎を解いていくと”あるアイテム”が手に入り、魔法が使えるようになる。今回のある種売りとも言える場面だが、それに感動したベランダメンバーの素晴らしいリアクションをぜひご覧いただきたい。

 

 

健央:なんだこれー!

 

 

 

 

鈴子:えー、すごい!いいな格好いい!ずるい!

 

 

 

 

優月:楽しい……。

 

 

 

 

 

しかし、この魔法を使った謎がなかなか解けず苦戦を強しいられることに。この謎は”不思議な晩餐会”の中でも屈指の難易度だが、無事に謎を解き明かし先に進むことができるのか……?

 

 

 

 

健央:ほんまにわからん。

 

鈴子:これ難しい……。

 

 

 

 

健央:今度これこっちからやってみる?しかし、紫が謎やな……。

 

優月:うーん、効果がよくわからないですね。

 

 

 

 

 

残り10分

 

 

大きく時間をロスしたものの、なんとか魔法の謎を解き、急いで残りの料理に取り掛かっていくベランダ。

 

 

 

 

健央:そっち!青!早く!

 

優月:これどうしたらいいんだろう……。

 

鈴子:あー消えちゃう〜!

 

 

 

 

彼らは無事にクリアすることができたのか……!?

 

 

 

シンガロンパレードの挑戦

 

 

二番手のシンガロンパレードは、メンバーのBa./Cho.晨 (あした)、Vo./Gt.みっちー、Dr./Cho.ジョン=エブリバディ、にスタッフの尾関さんを加えた四人での挑戦。開始前から踊る!ディスコ室町への対抗意識がメンバーの口からついて出る。

 

 

 

 

晨:絶対負けたくない、特にディスコ室町には負けたくない。

 

みっちー:ミキ君とか結構賢いし、キレもんやからなあ……。

 

ジョン:ライブ終わりに来てくれたら、「俺らクリアできたけどどうやったん?」とか聞きたいですね。

 

晨:なんかワンマンより緊張してきた (笑) 

 

 

 

ゲームスタート

 

 

本当に緊張していたのかスタートは少し手こずったものの、ジョンの活躍によって順調に魔女サヴァラン謎を解いていく。

 

 

 

 

ジョン:これは、この辺を組み合わせて関係性を考えていったら解けるんじゃないかな……。

 

カチャカチャ

 

みっちー:あ、なんか出た。

 

尾関:ジョンさんまじ天才。

 

 

 

 

その後は次々と展開されるプロジェクションマッピングにツッコミをいれながら、順調に謎を解いていく。音声データを配信してしまいたいくらい、面白いツッコミが多かった。

 

 

 

 

 

残り30分

 

 

あっという間に”不思議な晩餐会”の目玉、魔法を使えるようになるシーンに。ベランダに続きシンガロンパレードのメンバーも、テンションがものすごい勢いで上昇していた。

 

 

 

 

ジョン:ふー!

 

晨:すげー!すげーすげー!いいなそれ!

 

 

 

 

 

しかし、ベランダと同じくこの魔法を使った謎に大きく時間を取られてしまうシンガロンパレード。

 

 

 

 

尾関:これでいけたかな……?

 

ジョン:……あかん!また最初からや。

 

みっちー:これ難しいなあ……。

 

 

 

 

晨:これ、次に僕やっていいんですよね?

 

ジョン:いっとこ!

 

……

 

全員:おおおおおお!

 

 

 

残り10分

 

 

最後の10分、BGMがシリアスな音楽になり、メンバーも自然と焦りから早口に。魔女の説明もそこそこに、集中して謎に解いていく。果たして彼らは不思議な晩餐会に勝利することはできるのか……!?

 

 

 

 

 

 

みっちー:まだ5分ある!まだ5分あるから、集中していこう!

 

ジョン:なんやこれ〜 (笑) 

 

晨:あ、わかった順番はこっちや!

 

尾関:はよ!はよ戻して!

 

 

果たして結果は……?

 

 

 

踊る!ディスコ室町の挑戦

 

 

踊る!ディスコ室町は、他のバンドと人数を調整した結果、Vo.ミキクワカド 、Gt.まこまこまこっちゃん、Gt.クマ山セイタ、 Tamb.モチヅキ・タンバリン・シャンシャンの四人での挑戦に。

 

スタート前には魔女の真似をしてふざけ合っていて、メンバーの仲が良さが伺えた。はしゃいではいたものの、他の2バンドに比べると、随分と落ち着いた様子で”不思議な晩餐会”に挑む。

 

 

 

 

 

ゲームスタート

 

 

最初はのんびりと謎に取り掛かっていた4人だが、最初の謎がなかなか解けず、次第に焦りだす。

 

 

モチヅキ:でもこれ1時間あるから余裕じゃない?

 

 

 

 

ミキ:いや、1時間で謎一個じゃないでしょ、さすがに。

 

クマ山:え、そうなの?きっつい!

 

モチヅキ:これ難しいっすね……。あー!待って、これじゃないですか……!?

 

 

 

 

ミキが他のメンバーに回答を促したり、行き詰ったときに空気をリセットしていくあたりに、バンドのフロントマンらしさを感じた。しかし、一番最初の謎を解くのに3バンド中一番時間を使ってしまった、踊る!ディスコ室町。ここからの巻き返しとなるか。

 

 

モチヅキ:デリシャス!!

 

まこっちゃん:それ謎が解ける度に毎回言うの? (笑) 

 

 

 

 

 

残り30分

 

 

最初の謎でつまずいたものの、その後の料理は順調にクリア。ここで他の2バンドが苦戦した魔法を使う謎にたどり着く。この調子でクリアまでいけるだろうか?

 

 

 

 

クマ山:……おお!

 

 

 

 

まこっちゃん:うぇい。

 

 

 

 

ミキ:魔法格好いいやん、まこっちゃん!

 

 

 

 

 

なんとベランダ、シンガロンパレードが苦戦した魔法を使う謎を素早く解き、ここで大きく時間を取り戻すことに成功。

 

 

ミキ:とりあえずこれ一回全部使おうか。

 

 

 

 

まこっちゃん:これで、でもいけるんじゃない?この順番にやって……。

 

モチヅキ:責任重大で緊張や……。え、なんでうまくいかへんのや!

 

 

 

 

全員: (笑) 

 

ミキ:次はうまく決めてくれよ。

 

モチヅキ:すみません。もう嫌や〜、またミスったらごめんなさい! (笑) 

 

クマ山:おー、いけた……!?

 

 

 

 

 

残り10分

 

 

カウントダウンが始まり残り時間に焦りつつも、驚くべき集中力で謎を解いていく四人。

 

 

 

 

モチヅキ:ここまできたら最後までいきたいですね……!

 

まこっちゃん:これわかった!いけるで!

 

ミキ:いえすいえすいえす!

 

 

果たして全ての料理を食べることができるのか……?

 

 

 

結果発表

 

 

3バンドともかなりいいところまでいっていると思うのですが、果たしてクリアしたバンドはいるのでしょうか……?

 

 

そして今回一番謎を解き明かし、最も頭が柔らかかったバンドは……

 

 

 

踊る!ディスコ室町!

 

 

おめでとうございます!

ゲームクリアとまではいきませんでしたが、ギリギリまで魔女サヴァランを追い詰めることに成功しました!

 

しかし、3バンドとも”不思議な晩餐会”のクリア自体は失敗……。実はSCRAPのリアル脱出ゲーム、通常でもクリア率は10%前後というかなり狭き門。クリアできることの方がどうやら稀とのこと。

 

それでは最後に各バンドの感想をどうぞ。

 

 

 

ベランダの感想

 

クリア率:60%

 

 

 

これもう同じゲームできないんですよね?またやりたいなあ。

 

何も知らずに来て、とにかく驚きの連続でした。単純な謎解きだけじゃなくて、娯楽として純粋にプロジェクションマッピングの迫力を体験できた。こんなにアトラクションとして完成度が高いのは、いい意味で予想外ですよね。謎解きが苦手な人でも楽しめるんじゃないかな。

 

あー、くそ悔しい!ニジマスにやられた……。

 

 

 

シンガロンパレードの感想

 

クリア率:75%

 

 

 

めっちゃ楽しい!だけどめっちゃ悔しい!最初サクサクいけたんで、クリアできると思ってたんですけどね…… (笑) しかし、まさかこんなに難しいとは思わなかったです。

 

今回の”不思議な晩餐会へようこそ”は、みんなでひとつのテーブルを囲んで協力できるのが良かったですね。グルーヴが生まれた。

 

踊る!ディスコ室町に負けたのは、先にバンドとして売れられるより腹立つなあ (笑) 。くそー。

 

 

 

踊る!ディスコ室町の感想

 

クリア率:90%

 

 

 

クリアしたかったなあ……。もうちょっと時間があったら、とも思うんですけど結局時間あっても解けてないかも (笑)

 

一番最初まだノリが掴めてなくて、のんびりやり過ぎて時間がなくなってしまった。あと、魔法が使えるようになったところ。全然魔法を使いこなせなかった (笑)。映像を見てるだけでもキレイだし、世界観の作り込みが良いなって思いました。

 

他のゲームもやってみたいです。次はクリアしたいですね!!

 

 

同じルール、同じゲームのはずが、3バンドとも全く違うアプローチをしていたり、解けない謎が違ったり、見ているだけでも非常に興味深い結果となった。またバンドによってそれぞれのカラーがあり、普段のステージとは違う姿が透けて見えるのも面白い。ネタバレ厳禁の性質上、内容を事細かに説明できないのが残念だが、実際に体験してみてからこの記事を読むと、また共感できるポイントも沢山できるはず。

 

『不思議な晩餐会へようこそ』は、プロジェクションマッピングが非常にきれいで、謎解きファンはもちろんのこと、見ているだけでもとても楽しめる。今まで脱出ゲームをやったことがない方や、少し苦手だと思っている方にもぴったりな作品。比較的頭が柔らかいと思っていたバンドマンを持ってしても、クリアすることができなかったのは僕自身意外で、相当難しいんだなと思いました。

 

こちらの作品はアジトオブスクラップ京都にて、本日02/24 (金) よりスタートです。ぜひこの土日にみなさんと挑戦してみてはいかがでしょうか?

 

http://realdgame.jp/ajito/kyoto/

 

僕も魔法使ってみたかった〜。

 

 

 

 

今回出演してくれた3バンド

 

ベランダ

 

 

大学の軽音サークルで出会ったVo.Gt.髙島とDr.Cho.金沢が前身バンド「ほいほい」を解散後、2014年4月に「ベランダ」を結成。1年間、ギターやベースにサポートメンバーを迎えて活動し、2015年7月、中野鈴子の加入により現在の体制に。2016年7月、RO69JACK 2016 for ROCK IN JAPAN FESTIVALにて入賞。2017年1月15日、1st mini album “Any Luck to You”リリース。

 

 

シンガロンパレード

 

 

2012年の結成以降、数々のコンテストで次々にグランプリを獲得する。

全国で活動を展開し、COMIN’KOBEやサマーソニックなどの大型フェスにとどまらずラスベガスやロサンゼルスでのライブも経験する。

派手な容姿と茶目っ気たっぷりなステージ、そして確かな楽曲が老若男女に支持を得ている。

 

 

踊る!ディスコ室町

 

 

京都の6人組ファンクバンド“踊る!ディスコ室町”。

『京都は上京区、室町通り、武者小路を下がったところ、アパートディスコ室町の420号室からやってきたファンキーでグルーヴィな男たち。』

2012年、結成。

2013年、1stDEMO『DISCO MUROMACHI 420』発売。

2015年、全国流通1stフルアルバム『洛中にてファンク』発売。

ロッキング・オン主催「RO69JACK」入賞。

2016年、2ndミニアルバム『新しいNEWネオ室町』発売。

「FUJI ROCK FESTIVAL ’16」にて、新人の登竜門ステージ「ROOKIE A GO-GO」出演。

 

 

 

photo:岡安いつ美 / 益戸優

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