COLUMN

書評企画『365日の書架』〜9月のテーマ 人生の羅針盤になる〜

2020.08.31

丹 七海丹 七海

9月のテーマ『人生の羅針盤になる』

『365日の書架』は、関西の書店がおすすめする書籍を紹介する連載企画。参加店舗はシカク、とほん、只本屋、ホホホ座の4店舗です。ちょっとニッチな世界を紹介する本や、自分自身の人生を考えさせられる本まで、唯一無二のセンスを持つ店主おすすめの書籍を、テーマに添って紹介していきます。9月のテーマは「人生の羅針盤になる」。何が待ち構えているかわからない、この先の人生。道に迷ったり行き詰まった時に役に立つ羅針盤として、脇に携えたくなるような書籍が並びます。

はじめに

皆さんは、自分の人生を変えた本に出会ったことはありますか?生き方の羅針盤になったり、毎日をちょっと素敵にしてくれたり、新しい価値観を教えてくれる力が書籍にはあります。そんな出会いを与えてくれる場所の一つが、個人の書店です。店主が独自の目利きで選書した書籍は、そのお店でしか出会えないものばかり。他では触れられない、様々な出会いに触れることができるでしょう。『365日の書架』は、関西の書店がおすすめする書籍を紹介する連載企画。参加店舗はシカク、とほん、只本屋、ホホホ座の4店舗です。ちょっとニッチな世界を紹介する本や、自分自身の人生を考えさせられる本まで、唯一無二のセンスを持つ店主おすすめの書籍を、テーマに添って紹介していきます。

シカクが選ぶ今月の1冊

『くそつまらない未来を変えられるかもしれない投資の話』

著書:ヤマザキOKコンピュータ
出版:タバブックス
発行:2020年

 

投資家・ヤマザキOKコンピュータさんによる、経済的思考コラム。日本社会の行く先にはなんとなく「くそつまらない未来」が待ち構えているように見える。でもお金というもののとらえ方や、日々のお金の使い方を変えていけば、「くそ笑える未来」に近づくかもしれない。義務教育では教えてくれない経済と社会の関係をわかりやすく解きほぐしてくれる、お金に執着心がなく「生きていける程度の収入があってつつましく幸せになれたらそれでいい」という人にこそ読んでほしい一冊です。

 

購入方法:こちらの通販サイトでお買い上げいただけます。

シカクについて

ZINE・同人誌、CD、雑貨など、インディーズ出版物のセレクトショップ。普通のお店に売っていない、珍しくておもしろいアイテムを厳選して販売しています。店舗は大阪で、通販もあり。

住所

〒554-0013 大阪府大阪市此花区梅香1-6-13

営業時間

13時〜19時(火曜・水曜定休)

Webサイト

http://uguilab.com/shikaku/index.html

オンラインストア

https://shikaku-online.shop-pro.jp/

とほんが選ぶ今月の1冊

『古くてあたらしい仕事』

著者:島田潤一郎

出版:新潮社

発行:2019年

 

ひとりで出版社「夏葉社」を立ち上げ本をつくり続けてきた島田潤一郎さんの10年。その思いを言葉にした1冊です。生きること、仕事のこと、本のこと、仲間たちのこと。先行きの不透明な今、何を大切にして人生を歩んでいくのか、島田さんの思いを知ることは人生の指針になると思います。「嘘をつかない。裏切らない。ぼくは具体的なだれかを思って、本をつくる。それしかできない」。誠実で真っ直ぐな島田さんの言葉が胸に残ります。

 

購入方法:こちらの通販サイトからお買い上げいただけます。

(とほんのオンラインサイトは、8月31日まで改装中です)

とほんについて

奈良県大和郡山市にある8坪ほどの本屋です。新刊本を中心に雑貨も少し置いています。大切に持っていたくなる本、長く読み続けたくなる本、読んで良かったと思える本、そんな本を販売しております。店名の「とほん」は「人とほん」「町とほん」など、いろいろなものごとに「と、ほん」と繋がっていけたらと思いから。

住所

〒639-1134 奈良県大和郡山市柳4-28

営業時間

11時〜17時(木曜定休)

Webサイト

https://www.to-hon.com/

オンラインストア

https://tohon.shop-pro.jp/

(8/31まで改装中)

只本屋が選ぶ今月の1冊

『フリースタイルな僧侶たち』

著者:フリースタイルな僧侶たち

出版:加賀俊裕

発行:毎年4回発行

 

京都に身を置いて7年。どこを歩いていても神社仏閣に出会わない日はない。信仰心の薄い家庭で育ったということもあり、改めてこういう場所に身を置いてみて、宗教というものに興味を持ったのだった。ある時に聞いた説法でなるほど腑に落ちるということがあって、世の迷いごとの道標がそこには隠されているのかもとも思わされたのだった。今回紹介する『フリースタイルな僧侶たち』というフリーペーパーは、作っている人が全て僧侶というなんとも面白い媒体で、宗派を超えた僧侶と仏教に可能性を見出す人たちのコミュニティと銘打ち、「“お坊さん=お葬式”というイメージを脱却したい」「仏教の持つ豊かな可能性に出会っていただきたい」というような想いからフリーマガジンを創刊10年を迎える大媒体なのである。この方々との出会いがそれこそ宗教というものへの興味そのものかもしれない。人生という未知の世界を開くように、まずはここから手にとってみて欲しい。

 

購入方法:ONLY FREE PAPER、只本屋、はっちなど全国のフリーペーパー専門店で手に入れることができます。

只本屋について

只本屋は、毎月末の土日だけ清水寺のお膝元・東山五条にあらわれるフリーペーパー専門店です。全国各地の魅力溢れるフリーペーパーを取り揃えています。また、本屋としての機能だけでなく、クリエイティブに関心を持つ人々と交流できるなど、カルチャースペースとしても注目されています。

住所

〒605-0871 京都府京都市東山区慈法院庵町594−1

営業時間

毎月末の土・日
(時間帯は月によって変わります。 詳しくは只本屋公式ツイッターをご確認ください。)

Webサイト

https://tadahon-ya.com/about/

オンラインストア

https://tadahonya.thebase.in/

ホホホ座浄土寺店が選ぶ今月の1冊

『こんにちは未来(3冊セット)』

著者:佐久間裕美子、若林恵

出版:黒鳥社

発行:2020年

 

『真面目にマリファナの話をしよう』など著作多数のNY在住・佐久間裕美子と、雑誌『NEXT GENERATION』も話題の若林恵によるポッドキャスト番組「こんにちは未来」が書籍化。「ジェンダー編 それを感じているのは私だけじゃない」、「アメリカ編 どこに出口があるのかはわからないけれど」、「メディア編 みんなもっと好きに言ったらいいのに」の3冊同時刊行。歯に衣を着せない二人の対話が問題の核心に迫り、新しい提案をうながす。女性と男性というそれぞれの立場がふとした発言からもれていて面白い。

 

購入方法:こちら通販サイトからお買い上げいただけます。

ホホホ座浄土寺店について

ガケ書房とコトバヨネットが合体し、京都市左京区にて2005年にオープン。母体は編集グループとして発足し、書籍の企画・編集・出版なども行う。現在、ホホホ座を名乗る異業種の店舗が全国に10店ある。浄土寺店は、本が多いお土産屋として、新刊を中心にした品揃えを展開中。

住所

〒606-8412 京都府京都市左京区浄土寺馬場町71 ハイネストビル1階

営業時間

11時〜19時(年中無休)

Webサイト

http://hohohoza.com/

オンラインストア

https://hohohozazaza.stores.jp/

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