【3×3 DISCS】Loveset(2018年)
Zac Apollo

2020.04.07

アンテナ編集部アンテナ編集部

1枚のアルバムを中心に、影響を受けてきた・もしくは与えたアルバムを周りに並べることで、そのアルバムが内包する音楽の体系的な理解を目指す企画【3×3 DISCS】。

 

今回中心に置いたアルバムはイハラカンタロウ『C』。本記事は本作のバックグラウンドにあたるアルバム8作品をイハラカンタロウ本人が選定・解説したレビューの一つです。

Zac Apollo(ザック・アポロ)というミュージシャンを知ったのは『C』制作の真っ只中、2018年の冬に入りかけた頃だったかと思います。その頃、予定のない日は決まって一日中インターネット・ディグに明け暮れておりまして、そんな中このアルバム収録の“Discover Each Other”という曲に出会いました。

 

ここまで入念にD’Angelo(ディアンジェロ)へ寄せていくスタイル、楽曲のいたるところからリスペクトがひしひしと伝わってきます。この曲のオリジナリティとして、D’Angeloらソリッドな感じを抜き取ったような独特な浮遊感を持っています。ミックスは勿論のことリバーブやコーラス・ラインにも一因がありますが、僕はコードの使い方が一番の要因かと思っております。

 

『C』には“pause (interlude)”(M-5)というインストナンバーを入れておりますが、作る際は楽曲が単調になってしまわないよう、こういった色彩やイメージを想起させやすいボイシングを探し選んで取り入れております。

寄稿者:イハラカンタロウ

 

 

1992年7月9日生まれ。埼玉県川越市出身。

2016年よりアコースティックギターでの弾き語りを中心とした音楽活動をはじめる。ソロ名義の他”イハラカンタロウ楽団”名義のバンド編成でもライブを行っている。自身が多大な影響を受けた「オールディーズ・バット・グッディーズ」なポップスに倣い、これから先も、いつになっても聴ける楽曲づくりを理念としている。

 

Webサイト:https://cantaro-ihara.tumblr.com/

Twitter:@cantaro_ihara

【3×3 DISCS】:イハラカンタロウが語る『C』を中心とした9枚のアルバム

Leroy Hutson - Closer to the Source (1978年)
Curtis Mayfield - Something to Believe in (1980年)
Norman Connors - Take It to the Limit (1980年)
大貫妙子 - MIGNONNE (1978年)
イハラカンタロウ - C (2020年)
シュガー・ベイブ - SONGS (1975年)
Bill LaBounty - Bill LaBounty (1982年)
Zac Apollo - Loveset (2018年)
Ginger Root - Mahjong Room (2018年)

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