【3×3 DISCS】Bill LaBounty(1982年)
Bill LaBounty

2020.04.07

アンテナ編集部アンテナ編集部

1枚のアルバムを中心に、影響を受けてきた・もしくは与えたアルバムを周りに並べることで、そのアルバムが内包する音楽の体系的な理解を目指す企画【3×3 DISCS】。

 

今回中心に置いたアルバムはイハラカンタロウ『C』。本記事は本作のバックグラウンドにあたるアルバム8作品をイハラカンタロウ本人が選定・解説したレビューの一つです。

大学に入りたての頃、自分がどんなジャンルの音楽が好きなのかを突き止めたいと思っておりました。というかそもそも、<音楽のジャンル>というものが当時はよく分かっていませんでした。

 

その頃によく聴いていたBoz Scaggs(ボズ・スキャッグス)はどんなジャンルなのかとネットで検索すれば「AOR」とあります。それはなんぞやと「AOR 名盤」と検索したところヒットしたのがBill LaBountyでした。その足で御茶ノ水のディスクユニオンへ行き彼のセカンド・アルバム『This Night Won’t Last Forever』(1978年)を購入しました。しかし当時の僕にはこのアルバムがあまり刺さらず、数年後に主題のフォース・アルバムを聴くことになります。そしてイハラは、AORやブルーアイドソウル、ブラコンなどの都会的で洗練された音楽の深い深い夜へと沈んでいくのでした。

 

中でも“It Used To Be Me”は一番感動した曲でして、どうしてこんなに素晴らしい曲を今まで知らなかったのかと後悔したほどです。“月とフープ”(M-6)のアウトロの最後のストリングスのフェードアウトはこの曲を意識しております。いつかはこのようなバラード曲で、しっかりとボイシングを組んだストリングスアレンジをしてみたいものです。

寄稿者:イハラカンタロウ

 

 

1992年7月9日生まれ。埼玉県川越市出身。

2016年よりアコースティックギターでの弾き語りを中心とした音楽活動をはじめる。ソロ名義の他”イハラカンタロウ楽団”名義のバンド編成でもライブを行っている。自身が多大な影響を受けた「オールディーズ・バット・グッディーズ」なポップスに倣い、これから先も、いつになっても聴ける楽曲づくりを理念としている。

 

Webサイト:https://cantaro-ihara.tumblr.com/

Twitter:@cantaro_ihara

【3×3 DISCS】:イハラカンタロウが語る『C』を中心とした9枚のアルバム

Leroy Hutson - Closer to the Source (1978年)
Curtis Mayfield - Something to Believe in (1980年)
Norman Connors - Take It to the Limit (1980年)
大貫妙子 - MIGNONNE (1978年)
イハラカンタロウ - C (2020年)
シュガー・ベイブ - SONGS (1975年)
Bill LaBounty - Bill LaBounty (1982年)
Zac Apollo - Loveset (2018年)
Ginger Root - Mahjong Room (2018年)

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