EVENT

岸田繁『交響曲第一番・第二番 連続演奏会』

2019.09.13

乾 和代乾 和代

2016年12月に岸田繁 交響曲第一番、2018年12月に岸田繁 交響曲第二番の初演がいずれも京都で行われた。そして今度は2019年10月に、岸田繁『交響曲第一番・第二番 連続演奏会』が京都新聞創刊140周年記念のイベントとして京都にて開催される。演奏をするのは、これまでと同じく京都市交響楽団、指揮者はもちろん広上淳一だ。

 

初演はどのような作品かわからず、まっさらな感覚で聴くというものだったが、今回は初演がいずれも音源化され、いわゆる“予習”ができる。また、当日は舞台で指揮者の広上淳一と岸田繁による楽曲解説もあるそうだ。より深く、この壮大なシンフォニーの世界に触れることができる、またとない機会だといえるだろう。

今回、連続演奏会が開催されるにあたり、交響曲第二番には“メロディー(主人公)の挫折・葛藤・跳躍の全四楽章”と、交響曲第一番には“地球上の「蠢くもの」すべてが音符と化し語りだす全五楽章”と新たに副題がつけられた。いずれも、岸田に交響曲の作曲を依頼した京都市交響楽団チーフマネージャー柴田智靖によるものだ。

 

この公演に先立ち8月30日に、岸田と柴田による、『岸田繁の交響曲第一番と第二番の制作秘話に迫るクラシック講座』が開催されたのだが、そこで柴田は交響曲第一番は春になって芽吹いてくるような感じ、交響曲第二番は人の中にある内面を表しているように思い、この副題をつけたと話していた。それを聞いた岸田も「これがタイトルでもいい思う」と答えていたが、両楽曲の初演を聴いたことがある私も、この副題に深く共感するものがあった。今回はこの副題に込められた意味を想像しつつ、岸田繁の交響曲の世界に足を踏み込めば、より楽しめるのではないだろうか。

 

そして最後に、お伝えしておきたいのが今回の曲順だ。普通なら交響曲第一番の次に第二番が演奏されそうなものだが、今回は第二番からはじまる。柴田曰く、演奏者の数や演奏時間などを配慮し、このような流れになったそうだ。岸田が自身の交響曲をフランス料理に例えて、第二番がヴィシソワーズなら第一番はフォアグラだと言っていたのもうなずける。なんにせよ、この2曲が連続して演奏されるのはそうあることではない。この貴重な機会を、ぜひお見逃しなく。

岸田繁
作曲家 / くるり / 京都精華大学特任准教授

広上淳一

京都市交響楽団第12代常任指揮者兼ミュージック・アドヴァイザー。1984年「第1回キリル・コンドラシン国際青年指揮者コンクール」優勝後、世界中のオーケストラへ客演を展開。リンブルク響音楽監督等を歴任。

京都市交響楽団

日本唯一の自治体直営オーケストラとして1956年創立。常任指揮者兼ミュージック・アドヴァイザー広上淳一、常任首席客演指揮者・高関健&下野竜也による3人指揮者体制で「世界に誇れるオーケストラ」として前進を図っている。

京都市交響楽団オフィシャルサイト:https://www.kyoto-symphony.jp/

INFORMATION

日時

2019年10月5日(土)

START 14:30

場所

京都コンサートホール 大ホール

プログラム

岸田繁:交響曲第二番

ーメロディー(主人公)の挫折・葛藤・跳躍の全四楽章ー

<休憩>

岸田繁:交響曲第一番

ー地球上の「蠢くもの」すべてが音符と化し語りだす全五楽章ー

料金

【前売り】

S席:¥5,000

A席:¥4,000

B席:¥3,000

P席:¥2,000(舞台後方席)

*未就学児入場不可

チケット

ホールプレイガイド

京都コンサートホール

TEL:075-711-3231

※ホームページからオンラインチケット購入もできます。

 

チケットぴあ

TEL:0570-02-9999

Pコード:150-849

https://t.pia.jp/

 

ローソンチケット

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