COLUMN

ジャケ買い報告会 – かずー② Mattia Coletti & Oh Shu / 6SONGS –

2018.02.25

山田 和季山田 和季

「ジャケ買い」をしよう!

皆さんは「ジャケ買い」をしたことがありますか?ジャケ買いしたことがある人は経験をしたことがあるかとは思うんですが、なんとはなしで買った一枚が大切な一枚になったりして、独特なわくわく感がありますよね。ネットで音源をいくらでも試聴できてしまう今だからこそ、自分の感性を信じて音源を買おう!というこちらの企画、アンテナライター班の3人(キャシー・山田和季・小倉陽子)がそれぞれの感性でCD・レコード・カセットテープなどをジャケ買いしその成果を報告し合う連載です!

 

京都の地からスタートしたアンテナも気付けば拠点を少しずつ広げ、今回のライター3人もばらばらの場所に住んでいます。そこで、それぞれが各地のレコードショップを1店舗ずつ担当することにしました。各担当はこちら!

 

【京都】 JET SET KYOTO × 家ガール

【大阪】 FLAKE RECORDS × かずー

【名古屋】 STIFF SLACK × キャシー

 

大阪担当かずーのターン。寒いし人多いし正直全然「CD買うぜ!」なテンションじゃねーよ!と思いつつも、不思議とレコ屋に行くと(買うかはさておき)これなんだろう~あれなんだろう~ってなっちゃうんだよなぁ。図書館とかに似ているよね。あえてyoutubeなどの音が聴けるようなリンクは用意していません!ぜひあなたも店頭に行って作品に直に触れてみてください。

【今回のジャケ買い】

 

アーティスト名:Mattia Coletti & Oh Shu

作品タイトル:6SONGS

表ジャケット
裏ジャケット

今回FLAKE RECORDSに足を踏み入れ、ジャケ買い候補として手に取ったのは計3枚。まず入店して真っ先に手に取ったのが『6SONGS』/Mattia Coletti & Oh Shu。もうトップ画像で分かる人にはネタバレしてしまっているので言うが、今回最終的に購入したのはこちらである。

次に目についたのが『For Example, Utopia』/須藤寿 GATALI ACOUSTIC SET。にゃーん。ゆるいネコの上にタイプライターのようなフォントで書かれた「For Example, Utopia」というタイトル。パッと頭のなかで「たとえるならば……ゆーとぴあ……ゆるい。。。」となぜか日本語リピートアフターミーしてしまった結果グッと来ましたね。このタイトルは外国人だとつけなさそうだな、と思ってアーティスト名を確認したところ須藤寿でした。そして1曲目は”例えばユートピア”という曲名。やっぱそうですよね!この表題を曲名にするなら、英語じゃなくて日本語ですよね!感。ジャケット見ただけでここまで当てたか感あってテン上げのおいらでした。

3枚目は『MAKE WAY FOR LOVE』/MARLON WILLIAMS。なぜ手に取ったかというと理由はひとつです。文字フォントの圧倒的BLACK FLAG感。それだけです!しかし FLAKEおなじみのコメントカードが目についてしまい<歌声そのものの才能というか、芳醇でふくよかな歌声とフォークを軸にしつつ、ドラマティックにスケール感のある世界を描く楽曲はSUFJAN STEVENSやDEVENDRA BANHARTなラインが好きな人に完全に刺さるはず!>というコメントで全然BLACK FLAGではないことを確信。最近声良い系SSWしか愛してないのでむしろBLACK FLAGより全然好きそうな気すらする……。

 

と、いうわけですったもんだで1枚目のMattia Coletti & Oh Shuをご購入です。正直「ジャケ買いとかほざいといて王舟買うのかよww」と草生やされそうな気もしますが、このMattia Colettiというイタリア人アーティストはわたくし今まで存じていなかったので楽しみです。

 

紙ジャケに張られたビニルを剥がすのがとっても気持ちよくて好き。隙間に親指の爪を添わせて、グッと、ピリピリピリと裂けていく。トゥルリンと剥かれる。それにひきかえ普通のプラスチック盤のビニルの剥がしにくさといったら……ううっ。そんなことを考えながらペラっとジャケットをひらくとこんな感じ。アナログに塗りつぶされたムラのある墨感がgood。CD盤のプリントのブラックにもしっかりムラがある。

ちなみにジャケットには『6SONGS』という盤名と、アーティスト名しか記載なし。歌詞カード的なものもなし。iTunesに取り込んでみたところこのザマである。

曲名がわからん……なぜ……我が家のiTunesをかれこれ3verぐらいアプデしていないのが原因な気もしてきた。うーん、仕方ない。「ジャケットから得られる情報」のみで一巡目は聞こうと思っていたが3秒でそんな縛りはかなぐり捨てて速攻で王舟の公式HPにアクセスするも、このCDだけ収録曲の記載がない(他のCDには記載があり)。おやや、もしかしてわたしのiTunesは正常?

 

オープニングは1分少々の短い曲。アコースティックギターがポロンポロンとマイナー調を繰り返す。そのうしろにうっすらと鼻歌のような……幽かすぎてもはや鼻声。思わず音量を上げると2曲目では王舟とMattia Colettiのものであると思われる美しいハーモニーがハッとするような明瞭さで流れてくる。相変わらずポロポロとつま弾かれるアコースティックギターと、カタカタカサカサと何かがずっとこすれるような音。終盤に向けてキック音が入ってきたり、風のような「コゥコゥ」といったサウンドやまるで車のクラクションのような音、ギターの旋律も増えてきてだんたんと雑踏感にまみれてくる。「え?何の音?わかんない、楽器だろうけどでも生活音みたい」っていうのが好きなんですけど、前回のジャケ買いでもそういうの引いたな。

2曲目以外は全部ボーカルなし、派手な展開なし、ただただアコースティックサウンドが流れて増えたり何かが重なったりゆっくりすっと消えていったりするだけ。ぶっちゃけ2時間ぐらい流しっぱなしにしておくぐらいが、このすすけて落ちぶれた日常生活を少しだけ持ち上げてくれるような気がするのだが、なんとまあ2曲目と6曲目以外は全部3分以下。ずるいよー。

 

結局どの旋律がMattia Colettiのものなのかが全く分からなかったため、とりあえず彼のソロの作品をググるかーと思い検索したところありがてぇタイプのイケメンでした。

FLAKE RECORDS

 

大阪・南堀江に店舗を構えるレコードショップ。自社レーベル「FLAKE SOUNDS」の運営や、海外アーティストの積極的な招聘等、音楽カルチャーそのものの発信地として欠かせないスポット。

 

〒550-0015 大阪府大阪市南堀江1-11-9 SONO四ツ橋ビル201

営業時間:12:00 – 21:00

定休日:年中無休(年末年始は除く)

Phone:06-6534-7411 / Fax:06-6534-7412

E-mail::info@flakerecords.com

HP:http://www.flakerecords.com/index.php

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