烏丸ストロークロック『まほろばの景』

2018.02.02

小倉 陽子小倉 陽子

被災地仙台での取材・滞在制作から始まった今作は、山岳信仰や民話・東北神楽を紐解き現代社会での「人間らしさ」を追求する意欲作

 

1999年より京都を拠点に活動してきた劇団、烏丸ストロークロックが新作公演を京都ロームシアターにて行います。烏丸ストロークロックは綿密な取材とフィールドワークを元に、短編の上演を重ねてひとつのテーマに向き合い長編作品を立ち上げるという創作手法を取ってきました。ひとつの作品を消費することなくその骨格をより強く、心臓部分をより深く突き詰めた作品づくりにて、代表の柳沼昭徳は第 60回岸田國士戯曲賞ノミネート、平成 28 年度京都市芸術新人賞受賞するなど高い評価を得ている劇団です。

2017年7月 短編『まほろばの景』(撮影:相沢由介)

今作も、宮城県仙台市での取材と滞在制作から始まった短編「まほろばの景」(2017年 7 月仙台)、チェロの演奏との融合を目指した朗読劇「音楽と物語」(2017 年 9 月東京・10 月京都)、短編「まほろばの密」(2017 年 10 月広島)と、一年近くかけて多角的に視点やアプローチを変えながら意欲的な上演を重ねてきました。

2017年6月 仙台取材にて
2017年10月 リーディングライブ 音楽と物語『まほろばの景』

山を舞台に、故郷を失った男が山中を彷徨い、不可思議な光景や人々に出会う中で、人間には制御不可能な力である自然や時に無慈悲に降りかかる不条理と対峙する様を描きます。日本人の本来持つ身体感覚や「アンチヒューマニズム」に切込んだ今作の世界が垣間見えるPVも公開中!

俳優の身体、チェロ演奏者の放つ音、舞台美術が渾然一体となる空間で観客の五感以上の感覚を呼び起こし、現代における「人間らしさ」とは何か否応無く向き合う作品。ぜひとも劇場にて体感して下さい。

INFORMATION

作・演出

柳沼昭徳

音楽・演奏

中川裕貴

出演

阪本麻紀 / 澤雅展
角谷明子 / 小菅紘史(第七劇場) / 小濱昭博(劇団 短距離男道ミサイル) / 松尾恵美

日時

2017年2月9日(金)19:00

     10日(土)13:00 / 18:00

     11日(日)13:00

場所

ロームシアター京都 ノースホール

料金

【一般】前売 3,500 円 / 当日 4,000 円
【25 歳以下】 前売 2,500 円 / 当日 3,000 円

※日時指定・自由席・税込

予約

●カルテットオンライン

https://www.quartetonline.net/ticket/mahorobanokei
●演劇パス

http://engeki.jp/pass/events/detail/325
●ロームシアター京都

https://www.e-get.jp/kyoto/pt/

Tel:075-746-3201(10:00-19:00)

烏丸ストロークロック

 

1999 年設立。京都を拠点に国内各地で活動を行う。現代人の生を克明に描くことで、背景にある社会の不全を浮きぼりにしてゆく。近年では各地での取材やフィールドワークを元に短編作品を積み重ね、数年をかけて長編作品へと昇華させていく創作スタイルが評価されている。代表の柳沼は第 60回岸田國士戯曲賞・第 23 回 OMS 戯曲賞ノミネートや平成 28 年度京都市芸術新人賞を受賞するなど関西で注目を集める一人である。

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