COLUMN

堤キューバへ行く - まとめ –

2018.01.14

堤 大樹堤 大樹

お久しぶりです、アンテナ編集長の堤です。

 

僕は年に1箇所は行ったことがない国へ行くということを目標にしていまして、出かけるたびに旅レポとしてアンテナにアップをしています。

 

これまで、

 

 

とレポートをあげてきいるのですが、今年は何年か前から行きたいなと思っていたキューバへ行ってきました。ここまでずっとリアルタイムレポを信条としてやってきたんですが、今回はWi-Fi環境がすこぶる悪い国ということもあり、諦めました。そのため事後レポートです。今日のアップを含めて、全5回のレポートをアップする予定ですが、その内訳は以下となっています。

 

  • 所感・まとめ
  • ハバナ編
  • トリニダー編
  • 食事・宿泊編
  • 出国編

 

というわけで第一回は旅の所感・まとめになります。

所感:気軽に誰とも繋がれない環境がいい

くるりの岸田さんは旅に出る理由が大体100個くらいあるらしいんですが、僕が旅に出る理由はそんなにないです。以前一度コラムでも書いたんですが、「ゆっくり考える時間を作りたい」「文化の違いで刺激を受けたい」あたりが大きな理由になるんですが、海外への旅行は強制的にこの時間を作ることができるんですよね。

しかし、今日日Wi-Fiが世界のどこに行っても飛んでいて、良くも悪くもどこにいても仕事ができるような状況となってしまいました。正直ある程度の文化圏に行くならiPhoneひとつ持っていけば、不便も不安もないよって人も多いのではないかと思います。

 

そんな中キューバは誰もが気軽にネットができる環境ではないのです。これが思った以上に良し悪しがありまして、普段無料(のように錯覚して)使用しているWi-Fiが有料(しかも結構高い)!さらに所定の位置でしか使えないという不便さ。

旅の中で久しぶりに紙の地図を広げたりしましたよね。でもやっぱり画面の中ではわからないこととか、五感を使って生活することで自分の感覚みたいなものを取り戻せるのは非常によかった。普段PC・SPの画面ばかり追いかけていることをしているので余計にですね。

キューバという社会主義の国

キューバにいて印象的だったものは、キューバの「社会主義的側面」で感じたことが多かったです。

 

例えば、スーパーへ行っても全く同じ商品が並んでいる。これ結構衝撃で、何回見ても面白かった。バラエティとか多様性ってものが存在しない。そのせいか知らないんですが、似たような料理を食べると、店や街が変わっても結構味が似ていたりします。誤解を与えたくないのはご飯は美味しいものもあるんです。ただやはり毎日同じものを食べていて飽きたりしないのかな、とは考えてしまう。食事に関していうと少し前までは国民用の無料の配給所なんかもあったらしいんですが、これは廃止になったようです。

スーパーの牛乳

その他、旅ブロガーがよく書いてることでもあるんですが、キューバの人の月給って¥2,800くらいらしいんですよ。生活必需品に関しては国から配給されるらしく(どこかでウェディングケーキも配給って読んだ記憶がある)、それを除く月給が月に¥2,800。だから地元民用の通貨があって、ビジターより安く売買ができるシステムが出来上がっている。

 

それでも生活が厳しいものだから、あらゆる手段で彼らはお金を稼ごうとしています。ある人は行商で、ある人は音楽や絵で、ある人は宿を運営する。僕達が¥300くらいいいか、という感覚で払っているお金が彼らにとってはわりと大きな所得になりえるんですよ。民宿のCASAなんて一泊で月給分稼げるわけだから馬鹿にならない。今こんな形で少しずつ貧富の差も広がっているようです。

観光客用のお金・CUC

色んなところで言われていることですが、少しずつキューバ内の社会主義も変容してきていて、中国のように資本主義と変わらない生活に向かっているのかもしれないですね。そういった意味でも今、このタイミングで見られたのはよかったです。

キューバの文化(音楽・映画・アート)

今回、残念ながら行ったタイミングが年末年始と悪かったこともあり、この辺があまり楽しめませんでした。行きたいと思っていたカルチャーセンターという近年にできたハバナの文化発信拠点に立ち寄ったにも関わらず入室できなかったり、そもそもお店がやってなかったり……。

 

それでもなんとかいくつかライブ等を楽しめたんですが、まず音がめちゃくちゃいいです。多分音圧の違いなんですが、音がクリアで大きくて、聴いているだけでも気持ちいい。これもぜひ音楽が好きな人には経験して欲しいですね。音楽自体は若い人は四つ打ちのクラブミュージックをメインに聴いているんですが、まだまだキューバジャズや、ソンのようなトラディショナル音楽も根強く、演奏を聴くことができます。音楽が鳴っていれば、場所問わずとにかく踊っている人がいる光景もよかった。あの腰の動き本当に真似できない……。

カルチャーセンターは20時開場。街から少し離れていて行きにくい

観光客へ販売する大事な収入源ということもあり、絵を描く文化があるので色んなところで絵画は親しめます。それ以外にも昨今はキューバアートも盛り上がっているらしく、ART SHOPの張り紙を見たりしました。これも中見たかったんだけどなあ。

 

観光客用の民芸品センターみたいなところが港にあるんですが、そこでもかなりのスペースを絵画の販売にあてていて、若いアーティストの作品のたくさんあるようです。ザ・お土産みたいな絵画も多いっちゃ多いんですが、思ったより多様な作品が置いていて、外貨獲得の手段とは言え国がアーティストの後押ししているのはいいなと思いました。

 

そう言えば映画館は見てないな……。演劇場とかは結構流行っていたんだけど。

民芸品センター結構おすすめ、案外楽しめる
本屋には映画のポスターとかがちらほら

キューバ人について

ここまであーじゃこーじゃ色々書きましたが、とにかくキューバ人はみな親切で、底抜けに明るくて良い人が多かった。深夜に街中を歩いていても危険を感じなかったし、カメラをぶら下げて歩いけるくらいだし、嫌なことがほとんどなかった(もちろん0ではない)。基本的に治安が悪いと言われている中南米の中でもかなり珍しいと思います。街を歩いていると意味もなく話しかけてくる人が非常に多くて、道中は非常にいい気持ちで過ごせます。

そんなわけで興味を持った人がいるなら、ちょっと距離はありますが、ぜひ行ってみて欲しい国です。

 

次回からは写真を参考に各都市での印象的な出来事と、食事、そして最後にキューバへいくために必要な準備物等をまとめておきます。それではまた明日、あでゅー。

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