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京都のバンドが富山から? 前田サンシャインオフィス、インディーデビュー!

2018.01.11

ケガニケガニ
京都のバンド、前田サンシャインオフィスが富山のキトキトRECORDSからデビューすることが決まった。発表は2018年1月3日(水)、ツイッターなどのSNSを通じて行われた。
 
いまや、インディーミュージシャンは日本各地で発信しており、その活動規模・形態・周期・収入も多様化してきた昨今、メジャー/インディーという枠組みには収まらないような ”グラデーション” が存在するのが現状である。ネット配信やYOUTUBEからの作品発表が一般化してきたのは確かだが、ライブを活動の中心としているバンドにとって、まだまだ活動の ”地域性” は重要な要素となっている。
そんな中、活動拠点である京都ではなく、富山のローカルレーベルに所属することをあえて選んだのが、前田サンシャインオフィスだ。
 
前田サンシャインオフィスは、オフィスという名のとおり、14人ものメンバーが所属する大所帯バンド。耳になじむ親しみやすいメロディ・歌詞と、ホーンの音色が彩るどっしりとした演奏が魅力だ。自らのイベント「幸せのおしつけ」を続けながらも、各地のお祭りやイベントにも多数出演する神出鬼没さをもっている。5年間の活動を経て、全国版CDも期待される中、今回のデビューが決まった。
 
『アンテナ』ではその意図と、これからの活動方針について、リーダーの古田弘治さん(T. Sax)に聞いた。
 
古田弘治さん

ローカルミュージシャンであること

ーー:

前田サンシャインオフィスは「ライブバンド」というイメージがありますが、富山での活動はどうなりそうですか。

古田弘治さん(以下、古):

前田サンシャインオフィスを結成してからも、個人的に前にやっていたバンド(※情熱マリーとしゃぼん玉ハイスクール)でも、主にライブハウスで活動をしていたんです。それしか方法を知らなかったので。 誰か力のある人がいつか見てくれて、引っ張り上げてくれるに違いないと信じてやみくもにライブしてました。僕は運良く情熱マリーでメジャーデビューできたのですが、全く売れず1年でクビになりまして(笑)

ーー:

クビ! 厳しいですね。会社づとめみたいに、”仕事” って感じですね。

古:

そんなこんなで、次に自分が作るバンドは「100%自分がやりたい音楽と言葉を形にしたい」と思って結成したのが前田サンシャインオフィスです。ただ、それなりに長い年月活動をしてきて、ライブハウスでの活動に限界を感じてしまってて……。特に前田サンシャインオフィスはライブハウスに集まるコアな人たちより、一般のいわゆる普通の生き方をしてる人たちに響くような音楽を作ってきたのでジレンマを感じていました。

ーー:

確かに、前田サンシャインオフィスはライブハウスではないところでの演奏が多いイメージです。

ライブハウスから名前を売っていくのではないとすれば、いわゆる営業的なことを全部自力でやらないといけないわけですよね。

古:

そう、我々も例に及ばずミュージシャンの一番苦手なことって、とにかく営業だと思うんですよね。頭では分かっているんですが「僕たちの音楽最高なんです!」と言ったあと、更にその先にツッコむということが出来ない。いま言葉にしていてもその先を濁してしまってるという意気地なし。そんな自分たちですから、レーベルに所属する意味は、その苦手な部分を補完してもらうというか、まぁそんな感じです。

ーー:

なるほど。どういう経緯で富山のレーベルに出会ったのでしょうか。

古:

営業が苦手だと書きましたが、実はそれなりに範囲を広げるような活動は出来るようになってたんです。その成果か、富山でスターのミュージシャンでもある寅さん(※キトキトRECORDS代表)に誘われて富山ツアーを企画したことがキッカケです。 

ーー:

富山での反応は京都とは違いますか。

古:

関西にそんな空気がない訳では全くないんですが、富山の人たちは純粋に「ライブを楽しもう!」という気持ちが強いというか、斜に構えるような人が少ないと思いますね。僕たちのライブもまっすぐ幸せを押し付けるようなパフォーマンスを行ってるので、そこがハマったのかなぁと。計3回寅さん繋がりでライブハウス、カレー屋(※高岡のガンディーというお店)、野外フェスにてライブをさせて頂きまして、その後所属の話が。3回で結果を出す事が大切ですよね、音楽もデートも(笑)

ーー:

5年目にしてデビュー、というのは活動の中でどういうタイミングですか。

古:

タイミングはベストだと思いますね。バンドは成熟した感がありますし、個性的で実力者のメンバーも増え、どんな場所でも、どんな依頼にも応えられる自信が今あるので。

ーー:

メンバーの面々もなんとなくポジティブな印象がありますし、脂が乗ってきた時期なのかもしれませんね。

古:

そこそこベテランになりつつあるバンドでもあるので、今更若手みたいにガツガツいくぞ! って気持ちは基本的に無いんですよ。僕たちを呼んでくれる人たちにはガツガツ期待して欲しいんですけど。そんな嬉しい期待に自然体で応えたいなと思っています。当たり前に響くライブをして、当たり前に満足して帰って頂く。

ーー:

今までどおりの活動を富山にも、というイメージなんですね。以前、僕が北陸に旅行したときにも、意外に近いという印象を持ったのを覚えてます。2都市での活動は想像しているよりも自然なものなのかもしれませんね。

古:

「富山に前田サンシャインオフィスがいる」ということが自然である状態になれたら嬉しいです!

東京でも大阪でも名古屋でもなく、富山のレーベルに所属したからこそ出来る事がきっとあると思いますよ。世間も「今注目は地方だ!」とか言うじゃないですか。何も無かったら僕は大声で「世間のウソつき!」って叫んでやろうと思っています(笑) 

前田サンシャインオフィス「家があるのさ」

前田サンシャインオフィス「それだけでいいぜ」

「前田サンシャインオフィス通信 レコ発『幸せのおしつけ』」

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画像引用元:https://maedasunshine.jimdo.com/

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