EVENT

地域から次世代映画を考える

2018.01.08

岡安 いつ美岡安 いつ美

京都のミニシアター界隈は変革期を迎えている。2017年7月には立誠シネマの閉館、昨年末には京都みなみ会館が一時閉館を発表し、大きな反響を呼んだ。立誠シネマ閉館に伴い、運営元であったシマフィルムの代表・田中誠一さんが昨年末に出町座をオープンさせ話題となっている。これらの急激な変動から、京都に住む人々のミニシアターへの関心は近年稀に見るほどに高まっているタイミングではないだろうか。

 

そんな京都で『地域から次世代映画を考える』というイベントが開催される。主催は立命館大学映像学部だ。日本における映画界隈の状況をふまえ、2部にわたる上映・シンポジウム企画が行われる。第1部では、映画のつくり手の視点から、映画に関わる人材・情報・資金が一極集中する東京から遠く離れて、地方で映画づくりを続けていくことの意義を問う。第2部では、映画の送り手の視点から、京阪神のミニシアターの取り組みを事例に、これからのインディペンデント映画の上映環境を考える。

第1部 映画はどこでもつくれる!か? 〜地方で映画を作るわけ〜

日本の映画業界は“人材・情報・資金“が東京に一極集中している。その弊害は、“多様な価値観を有した映画が育まれる環境“を阻害している点にある。この状況を、地方在住の作家はどう捉えているのだろう。そもそも、なぜ彼らは地方で映画を作るのか?
福祉作業所職員、銀行員、ゲストハウス&カフェ経営、劇場スタッフなど、多様なライフスタイルの中で映画を作り続ける地方在住の監督たちの交流から、地方で映画を作ることの意義や課題を探りつつ、具体的な活路を見出していく。

第2部 関西次世代映画ショーケース

京阪神のミニシアターはこれまでも特集上映「濱口竜介プロスペクティブ」(2013年)や、学生が500円で映画を観られる「え~がな500」などの取り組みを共同で実施してきた。この企画では、これらのミニシアターの館主たちとともに、地方の映画館における動員力の弱体化という課題を共有するインディペンデント映画の作り手や研究者、地域文化の担い手の方々を招き、京阪神におけるインディペンデント映画の上映環境を考える。ここでは、具体的な上映スキームを検討しながら、今後の共同事業の可能性を模索する。

INFORMATION

日時

2018年1月27日(土)13時30分〜19時30分

会場

京都市文化博物館

料金

一般500円

大学生400円

高校生以下無料

HP

http://eiganabe.net/kyoto/

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