COLUMN

アンテナ的! ベストムービー2017 (byマグナム本田・川合裕之)

2017.12.29

川合 裕之川合 裕之

今年も沢山の出来事がありました。それ以上に沢山の映画がありました。見ていない映画も数知れず……。皆さんのお気に入りの映画はありましたでしょうか?

来る新年を迎える前にこのページではアンテナ映画担当の川合とマグナム本田が今年の映画を振り返りたいと思います。

◇川合裕之の2017年ベストムービー

1. ナイスガイズ!
2. メッセージ
3. ラ・ラ・ランド
4. ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー: リミックス
5. SING/ シング

 

◇マグナム本田の2017年ベストムービー

 

1. エンドレス・ポエトリー
2. ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー: リミックス
3. HiGH&LOW THE MOVIE 2 END OF SKY
4. ELLE
5. アトミック・ブロンド

マグナム本田(以下、マグ本):

あんまりかぶらなかったね。『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(以下、GotG)くらいだね。

川合:

僕はちょっと事情があって今年後半の大事な映画軒並み見てないんですけど……

マグ本:

まあ俺も『ラ・ラ・ランド』見てないし。

川合:

こうして見ると我ながらミーハーなランキングですね。まあ、さておき早速いきましょう!

『ナイスガイズ!』

川合:

あれ?『ナイスガイズ!』見ました?

 

マグ本:

見たよ。

川合:

なんで入らないんですか?!めっちゃ良かったじゃないですか!!

マグ本:

面白かったけど、ベスト5には入らないかな~。

川合:

そうか〜。『探偵はBARにいる』とかふんわり流行ってますけど、それの遥かな上位互換だと思います。

マグ本:

殺し屋の人は良かったね。あの一番強い殺し屋の人。誰だっけ?ジョン・ボーイ?

川合:

クセのある良いキャラしてましたね。

マグ本:

シェーン・ブラック監督は好きなんだけどね。俺ら世代だと『プレデター』の通信兵やってた人でお馴染みの。

川合:

いや全然知らないです、ごめんなさい。

マグ本:

脚本のリライト要因で呼ばれたけど、とくにすることがなくて出演したでお馴染みの。

川合:

へ〜。いや全然知らなかったですけど。それはともかく、『ナイスガイズ!』はライアン・ゴズリングすごく頑張ってたじゃないですか!『ラ・ラ・ランド』含めその頑張りを評価してあげたいなと。

マグ本:

『ブレードランナー 2049』は?俺も入れてないけど(笑)

 

川合:

これ以上入れるとライアン・ゴズリングが好きなだけの人になっちゃうので。まあドゥニ・ヴィルヌーヴ監督作としては『メッセージ』もありますし。

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー: リミックス』

川合:

GotGは冷静に考えたらvol2だけにこの順位をあげてないような気もしてきましたけれど、これはやっぱり外せないですね。あとマーベル映画の「結局ね」みたいな安心感を裏切られた。音楽も良かったですね。最初の10分とか泣きそうでした。いや泣いてましたけど。

 

マグ本:

ジェームズ・ガンがあそこまで王道でウェットな話をつくるというのがよかったね。

川合:

7合めくらいでドラゴンボールみたいなアホな戦いしてたのはちょっと残念でしたけど。

マグ本:

俺は主人公と同年代なのよ。設定年齢がたぶん同い年。引用されているポップカルチャーが全部ハマるのよ。デビッド・ハッセルホフのいじり方とか(笑)『サウスパーク』とかでもよくいじられてるんだけど、GotG vol.2 のいじりかたは愛があるよね。『ナイトライダー』世代としてはたまらないものがあったね。

『エンドレス・ポエトリー』

マグ本:

『エル・トポ』とか撮ってた監督の自伝的な映画としての2作めです。監督のホドロフスキーは最初詩人からスタートしてアングラ演劇とか経由して映画にいった人なんだよね。全部で5部作あるらしいけど、2作目でもう88歳になってるから(笑)。この作品はもう死を意識してるのかなと。演出技法でも自分の経歴をなぞってるような気がして、最初の場面でアングラ演劇みたいなところあって冒頭5分くらいで泣けてきた。

 

川合:

いつものコラムとか読んで察するに、マグ本さん結構泣いてますよね。

マグ本:

そうやね、ジャンル関係なく。

川合:

HiGH&LOWも?

マグ本:

泣いてた!

 

『HiGH&LOW THE MOVIE 2 END OF SKY』『アトミック・ブロンド』

マグ本:

HiGH&LOWは日本でここまでのアクションが……!と。そこでぐっと来ちゃう。脚本とかほんと酷いけど。3作目でそれまでのことがまるまる無駄になる、ということがわかるんやけど、それでもよかったね。タイの『マッハ!!!!!!!!』とかインドネシアの『ザ・レイド』とか命を安売りしちゃうようなアクション。あれの日本版って感じ。めちゃくちゃ体を張ったアクション + ハリウッド的な演出が良かったね。『ジョン・ウィック』的なリアルなアクションと演出の足し算が◯。

川合:

『ジョン・ウィック:チャプター2』も今年でしたよね。

 

 

マグ本:

これは『アトミック・ブロンド』に代表させたかな。最高だよ(笑)

 

川合:

楽しそうですね~。

『SING / シング』

マグ本:

川合くんの5位の『SING』見てないんだよね。

 

川合:

イルミネーションの軽いノリ「だけ」に終始しない骨太のアニメでした。ポップな話に見せかけてーーまあこれはファミリーアニメとしての必須条件ですけどーー裏テーマがしっかりしてて。主人公のエンタメに対する狂気的な姿勢。借金してまで劇場を興そうという刹那的な生き方みたいなのにゾッとしながら見てました。

マグ本:

『ズートピア』的な「多様性が〜」みたいなのはあったの?

川合:

それが怖かったんですけど、なかったので安心しました(笑)。なので『ズートピア』の焼き直しでは全然ないです。

『メッセージ』

マグ本:

ユニバースものが増えてるけど、中規模でも良いのたくさんあったよね。『ELLE』、『ベイビー・ドライバー』。

川合:

『ベイビー・ドライバー』は良かったですね~。

川・マ:

「「入れてないけど!」」

マグ本:

川合くんの3位の『パッセンジャー』、クリス・プラットがね~。

川合:

クリス・プラット?

マグ本:

クリス・プラットが主演でしょ?

川合:

は?クリス・プラット?あ!ごめんなさい違う!タイトル間違えて送ってました!『メッセージ』だ!

 

マグ本:

(苦笑)

川合:

てか『メッセージ』って原題じゃないでしょ?あれの原題は?

マグ本:

『Arrival』だね。

川合:

もう邦題つけるのやめませんか?こういうことにもなるので(笑)GotGの「Vol. 2」も「リミックス」って最悪の邦題つけて相当揉めたじゃないですか。

マグ本:

あったね、そんなことも。

川合:

まあクリス・プラットのも良かったですけど、アイツ出てきたら「クリス・プラットやん!」としか思えないのが問題ですね。

マグ本:

『パッセンジャー』はクリス・プラットじゃなかったら厳しいような気もするけどね。『メッセージ』、見れてないな。あの時期は劇場でGotGめっちゃ見てたから(笑)

川合:

どんだけ好きなんですか……

マグ本:

でも『メッセージ』、原作は良かったよね。

『ラ・ラ・ランド』『ELLE』

川合:

 

『ラ・ラ・ランド』に関しては1月とか2月の上映だったので、こういう年末の企画では忘れられがちかな、と思って入れときました。あと、うちのアリトさんとかはめちゃくちゃ嫌いなんですね。「その引用、本当に意味ある?」みたいな。映画好きな人ほどアレルギーを起こしているような印象です。

マグ本:

そうなんだ。

川合:

なので「せめて僕が」という謎の義務感でランクインしているのかも。とまあ、ランキングはこんな感じですかね~。来年もアンテナでゆるりと好き勝手書かせてもらうことができれば良いですね〜。良いお年を!

マグ本:

いやちょっと待って、『ELLE』の話はしないの?

川合:

ごめんなさい。見れてないので触らないでおこうと思って……

マグ本:

だめだよ。

川合:

すみません。この映画はマグ本さんどこで泣いたんですか?

マグ本:

これに関してはあんまり泣かなかったね。共感じゃないのよ。「簡単には共感させないぞ」というのがこの映画なので。ユニバースものだとキャラわけをカチッとするでしょ。でも『ELLE』にはそういうのなくて。実際の人ってそんなに単純じゃないじゃない。その普遍性みたいなところがすごく良かったなと。

 

川合:

確かにその辺のキャラの機微がある作品は少なくとも僕のベスト5にはなかったですね。

マグ本:

まあどちらが良いとかは難しいけどね。『ELLE』だって賛否両論だから。

というわけでキリがないので今回はここでお別れです。

来年も期待作が肩を回して控えています。期待していないダークホースに打ちのめされることだってきっとあるはず。素敵な映画との出会いがあることでしょう。それではみなさま良いお年を。

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