Ribet towns / 『メトロ』ミュージックビデオ

2017.10.12

高石 瑞希高石 瑞希

京都を中心に活動するバンド、Ribet townsの配信限定EP『フラッシュフィクション』より、”メトロ” のミュージックビデオを監督・制作しました。

制作にあたり、まずRibet townsメンバーの皆さまと一緒に大まかなプロット(物語の筋)と展開、絵のテイストなどを決定しました。ストーリーについては初回打ち合わせでかなり詳細な部分までオーダーを頂いていたので、それをもとに約300カットのテストリールを作成。数箇所の修正を加えたのち、本制作に入りました。

テストリールと最終のアニメーションを並べたもの。

アニメーションはアナログとデジタル両方の技術を使用し制作。白黒の線描画にコンピュータ上で着彩を行い、さらにテクスチャを加えて一枚ずつ画面を作ります。今回は1秒につき10コマのアニメーションなので、コマの総数は約2200枚。人物などの動きは全て手描きのイラストをスキャンしたものをつないでいるので、デジタルな画像の連続でありながら、アナログならではのブレや揺らぎがあります。テストリールで決定したカット割りの上に、本制作中に生まれたアイディアを加えて、慎重に作業を進めていきました。

 

本作を鑑賞するうえで、「楽曲との深いシンクロ感」は作者としておすすめしたいポイント。歌詞や曲調といった分かりやすい要素はもちろんのこと、そこから一歩踏み込んで、各楽器の音が持つ質量や質感を意識して絵の動きを作りました。こうした場面で、自分が音楽活動をしていることが少なからず生かせたのではと思います。

1コマができるまで

全体を見て各カットの色修正を行い、最後にシーンの切り替えポイントの微調整。こうした種々の行程を経て、「メトロ」のミュージックビデオが完成しました。

制作期間中、ずっと念頭に置いていたのは「ストーリーに頼らないワクワク感をつくること」、そして「こどもの心で見る世界のインパクトをそのまま映像にうつしとること」。これこそ本作の裏テーマと言ってもよく、味わっていただきたい部分です。

この他にもRibet townsのEP「ショートショート」に収められている他の楽曲の歌詞からキャラクターが登場するなど、心躍る大小の仕掛けがたくさん用意された作品に仕上がっているので、ぜひ繰り返しご覧になってお楽しみください。

Ribet towns

 

2016年、京都にゆかりのある12人によって結成された”渋谷と北ヨーロッパに憧れるバンド”。アコースティックギター、マンドリン、ピアニカ、グロッケンといった楽器で鳴らす、トイポップ・北欧トラディショナル・渋谷系などに影響を受けた祝祭感溢れるサウンドが特徴的。2017年2月にファースト・ミニ・アルバム『ショートショート』をリリース、続いて配信限定EP『フラッシュフィクション』を10月17日(火)にリリースする。

 

HP:https://ribettowns2018.wixsite.com/ribettowns

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