INTERVIEW

the coopeez 3rdアルバム『rucksack』発売記念、全曲解説インタビュー

2015.08.18

岡安 いつ美岡安 いつ美
【INTERVIEW】the coopeez 3rdアルバム『rucksack』発売記念、全曲解説インタビュー
京都には10年以上もDIYで独自の路線を走り続けてきた、the coopeezというポップネスモンスターがいます。そんな彼らがつい先日、自主レーベルchadultから3rdアルバム『rucksack』をリリースしました。

唯一無二の彼らの曲がどのように生まれてきて、どのような思いを込めているのか?またメンバー間の関係や彼らが目指す場所とは一体どこなのか?残念ながらBa.山本は不参加となりましたが、その分までVo/Gt.藤本、Gt.小川、Dr.森田に沢山語っていただきました。何故今the coopeezなのか、ファンだけでなくバンドマンにも読んでもらいたいインタビューです。

 


嫌われてもいいから選ばないといけない時がきて



ーー3rdアルバムのリリースおめでとうございます。1stが2012年、2ndが昨年、リリースの間隔が段々短くなってきていますね。意図はあるんでしょうか?

 

藤本:生き急いでるんですよ、いつ死ぬかわからないから(笑)早く出そうというか、できたら年一くらいで出せたらいいね、みたいな話は前からメンバーでしていて。

 

ーー2枚目のリリースをした時のツアーですでに聞いた曲も今回のアルバムにはありますね。

 

小川:そうですね、”イチカ&バチカ”とか。

 

ーー早速なのですが、『rucksack』について話をお聞かせください。まず気になるのが1stアルバムも2ndアルバムも収録されているイントロダクション。今回も例に漏れず入っていますね。

 

藤本:それは趣味ですね。目次的なものをやりたくて、あんまりそれっぽくならなかったですけど……。誰かに歌ってもらおうかとか、ふざけてみようかとか色々とイントロダクション案はいくつかあって。結局アルバムの本編である”イチカ&バチカ”へ繋がるのが面白いよねってところに落ち着いて僕が作りました。

 

小川:僕ら作っていないんですよ。

 

藤本:全部僕がガレージバンド(※打ち込みのDAWソフト)で作ったんです。2ndアルバムのイントロダクションが掛け合いで、また同じ感じになるのは違うなと思って今回の形になりました。なんちゃって打ち込みみたいな感じで作ったものをメンバーに聞かせたらOKが出て……「え?」みたいな(笑)

 

ーー時間はかかったんでしょうか?

 

小川:一晩で作ってたよね?

 

藤本:ざっくりとした形は作って、「あれOK出た……」みたいになって。そこからまたいろいろ足していきました。


 

ーーお2人は聞いた時どう思いましたか?

 

小川:格好いいと思いましたよ。

 

森田:今日アルバムをもう1回聞き直してたんですよ。アルバムの曲目やったりフレーズが入っているんですけど、今まで聞こえていなかったアルバムのいろんな曲名も今日ようやく聞こえて、「聞こえた!」ってなりました(笑)

 

ーーメンバーさんも気付かないくらいに仕込んでいるんですね(笑)そう言えば今回映画のタイトルからの引用が多いことの理由をお聞かせいただきたいです。

 

藤本:みなさん言われるんですけど本当にたまたまです。レコーディングしていた曲の中に”ダイハード”と”未知との遭遇”とか映画のタイトル多いなって話になって、後半でレコーディングした曲のタイトルはあえて若干映画のタイトルを使ったものはありますけどね。

 

ーー映画はよく見られるんですか?

 

藤本:アメリカのその辺の映画しか見ないですね。でも未知との遭遇は見たことないです。
 

森田:えー!そうなんだ……(笑)

 

藤本:あれはもう映画がどうこうとか言うんじゃなくて、単純にその映画のタイトルだけ知ってて付けた。曲名が思いつかなかったら映画のタイトルへ逃げるっていう癖が今回……。

 

ーー曲を作る時はタイトルは後回しなんでしょうか?

 

藤本:メロディがポンッて出るパターンと、こんなの作りたいってリズムから作るパターンと、言葉から出るパターンと3種類くらいですね。多い割合で言えば言葉ですけど、様々です。

 

ーー小川さんと森田さんはどのパターンが作りやすいなどはあるんですか?

 

藤本:あ、僕は曲を断片で持って行かないんですよ。こんなんどうですか?ってデモを作ってから持って行くんで、出来上がりまでの経緯をわかっている人は僕しかいないですね。

 

小川:基本的に全部入っていて出来上がったものをもらいます。

 

森田:そのあとは色々、構成やニュアンスだけ残して組み替えたり自分なりに変えたりして。

 

ーーそれは曲ができるまでが早そうですね。そうしましたら早速本編に入っていきたいと思います。本編1曲目は”イチカ&バチカ”ですね。これはいつ頃にできたんでしょうか?

 

藤本:デモができたのはかなり前ですよ。あ、多分1年前くらいかもしれないですね、これの歌詞のきっかけができたのはそれくらいです。

 

ーーどのようなきっかけでしょうか?

 

藤本:もう、「嫌や!」ってなった。嫌われてもいいから選ばないといけない時がきて、その時に歌詞ができて、曲調は……ブッチャーズの影響ですね。

 

森田:そうなんだ!全然わからなかった!(笑)

 

ーー前回のツアー中くらいの時期ですね。

 

藤本:そうですね、1年前か、更にその1年前か……定期的にくるんですよ。そういうモードが。その波の時にできたんで。

 

ーーお2人はこの曲を作った時の印象はいかがですか?

 

小川:この曲はギターに関しては結構デモに近い感じでやっていて、ニュアンスの部分だけ触ってて……あ、この辺とか。展開がスリリングだからそれに沿うような形で作りましたね。

 

森田:この曲は私がthe coopeezに入る前に好きで見に行ってた時代のthe coopeezの曲みたいで、とても好きな曲です。場面がパンパン変わるイメージがあったバンドだけど、私が入ってからとか最近はストレートにいく曲が多かったから、この曲に関しては展開が多くて、とても鍛わりました(笑)

 

ーーありがとうございます。次はタイトル曲ですね。何故”リュックサック”がタイトル曲になったのでしょうか?

 

藤本:これは聡君(Ba.山本)推しですね。聡君がこの曲は良いって言っていて、アルバムタイトルは他に何個か候補あったんですけど、結局リュックサックがいいという声が多くて、じゃあそれでいいかと。

 

ーー他にどんなものがあったんですか?

 

森田:候補は4~5個あって。なんだったかな……それこそ『newbalance』から繋がってた気がする。「ナイスチョイス」だっけ?

 

小川:そう、「ナイスチョイス」!(笑)

 

藤本:あ、携帯に候補のタイトルありました。「ミックスセンス」、あの映画のシックスセンスから取って考えたけどこれは速攻でなしになって。あとは「ラストチャンス」って案もあったな。「ナイスチョイス」と、これも反応がなかったけど「ソウルトレイン」。僕はJames Brownに憧れているんですけど、あまりみんなピンとこなかったみたいで。

 

森田:私「ナイスチョイス」がいいって言ったんですけど、多数決で『リュックサック』に決まりました。



rucksack / the coopeez
 

 

ーーいつも多数決でタイトルは決めているんでしょうか?

 

森田:『GOLDENTIME』も、『newbalance』も「これどう?」って藤本さんから提案されて決まったタイトルなので、そういうわけではないですね。

 

ーー何故この曲名になったのでしょうか?

 

藤本:この曲はできてからしばらくタイトルが付いていなくて、デモのデータを見たら“エスケープ”って書いてたんですよ。でも“エスケープ”ってタイトルがしっくりきていなくて。この曲のサビが象徴しているんですけど、今までの人生の総括的な曲を作ってみたいっていうのがあって、どうしようかなって思った時に、「背負うしリュックか…」となってこのタイトルになりました。

 

ーー「背負って行く」「連れて行く」というのはこれまでの人生への決意を感じます。

 

藤本:そんなことメンバーに言っていたら、「そういうことか、リュックサックめっちゃええな!」ってベースの聡君からメールが来て(笑)「なんかいいな、なるほどな!そのタイトルを聞いてなるほどなって思った!」って。なんか急にくるんですよ、あの人。良い!ってなった瞬間はめっちゃ良い!ってなるし、それまでの瞬間は全然ですね。”イチカ&バチカ”の時もデモをすぐ聞かせていたんですけど、反応がなくて……ある瞬間から急に「いまさらやけど”イチカ&バチカ”めっちゃええな!これもうアレンジもこのままでええやん!めっちゃええな!」ってたくさんメールが来て。

 

ーーそれは個人的にメールが来るんですか?バンド全体の連絡網ですか?

 

藤本:僕その時LINEをやっていなくて、個人ですね。一発のメールで長文で来るとかじゃなくて、ちっちゃいのが連続で来るんですよ(笑)「ナニナニはいいな!」「ちなみにナニナニナニナニ!」「ナニナニナニナニ!」みたいに。性格にムラがあるんであの人。なにかしっくりいったんでしょうね。今回は選曲もわりかしメンバーに任せていました。

 

ーー今回選ばれなかった曲もたくさんあるんでしょうか?

 

藤本:3~40曲ありますね、デモだけでいうと。だからもうどうしようみたいな。

 

森田:増え続ける一方。

 

藤本:最近のやつをやると今までの溜めてたやつどうなるんだろうみたいな。

 

ーー8時間耐久ワンマンくらいはできそうですね。

 

藤本:できたらいいんですけどね、サンボマスターみたいな(笑)メンバーの消化能力より今のところは僕の方が上回っていますね。僕が作る方が早いんでプレッシャーかけてるんですけど。

 

森田:消化能力を早くしないと。

 

藤本:デモができたら速攻で送るんですよ。

 

ーーバンドとしては1曲はどれくらいのスピードでできるんですか?

 

藤本:結構かかりますね。

 

小川:“リュックサック”は結構かかってます。

 

森田:かかりましたねえ。『GOLDENTIME』や『newbalance』の時はここまでにゆっくりやっていこうかって感じでした。今回のレコーディングはレコーディングの日を決めて、そこに向かってここまでに何曲仕上げるっていうケツを決めながら作ったので、早く作らなきゃって焦りましたね。だから今までより一曲あたりの仕上がりは早かったですね。

 

ーーではアレンジなんかもギリギリまで苦労されたでしょうね?

 

森田:自分の中でこうと決めたフレーズがあっても、そこまでにスキルを持ってあげるのに時間がなかったです。出来上がりは見えてるんですけど、そこにたどり着くまでに時間がかかった1枚。特に”リュックサック”はそうでした。レコーディングも結構時間使いましたね。

 

藤本:当日はそんなに使わないんですけど、ギリギリまでは粘ってるんじゃないですかね。

 

ーー小川さんはどうでしたか?

 

小川:”リュックサック”は、メロのアレンジが苦労していて二転三転して変わってる。リズムが決まってバッキングのギターが決まって、でもリードが思いつかんなあと。いろいろ探しているうちにキーボードでやるのがいいのかなってこれに落ち着いた感じ。

 

ーーイメージ元はあるんでしょうか?

 

小川:たまたまFlaming Lipsのアルバムを聞いていて音色をそこから。

 



あんまりみんなハッ!としてないですけど、
とんでもなく大事なことに違いないと思っているんです。




ーーありがとうございます。次は”バランスの鬼”ですが、印象的なタイトルですね。

 

 

藤本:なんか冒頭の「バラランバララン」というところはThe Whoみたいにしたかったんです。The Who聞いたことなかったけど……暴れ太鼓的なイメージ。「バランスが全て」っていう歌詞は案外アルバムの中で確信をついていることだと思うんですけどね。なんでできたかは覚えてないです。バランスが世の中全てだなってのはずっと思っていて、多分それを曲にしたいなと。曲調がそうなったのは何か理由があったわけではなかったですね。とりあえずめっちゃ言ったんですよ、暴れ太鼓。

 

森田:私はこの暴れ太鼓って言うよりは、♪ンジャー!ンジャー!みたいなリズムに気に入っていたから毎回「ジャンジャンジャンジャンのところ違う、The Whoみたいにしろ」って言われて。私は来日公演に行ったりとかThe Who聴いたりしてたから、あんな感じなんやそこ!ようやくわかったみたいな。

 

藤本:The Whoはあんまり聞いたことない(笑)

 

ーータイトルを見た時に『newbalance』から引き継がれていることがあるのかなと感じたのですが。

 

藤本うーん、そういうわけじゃないですね。でもバランスって言葉の重要性は日々感じることなんでそういうことを曲にしたいっていうのはあったんで。

 

ーーこの曲はいつ頃完成したんでしょうか?

 

藤本:この曲はわりと終盤の方ですけど、この曲はある程度主要な曲を録り終わって、こういうハネた感じの曲が欲しいと思って選んだと思います、多分。

 

ーー歌詞に「バランスが僕らの命」だとありますね。

 

藤本:あんまりみんなハッ!としてないですけど、とんでもなく大事なことに違いないと思っているんです。

 

森田:私もそう思います。ライブの移動中とか車の中でメンバーといろいろ話すんですけど、藤本さんと話すってなった時には何回かバランスの話になりましたもんね。だからよくわかります。

 

小川:音楽面でいうと僕らは聞いている音楽がバラバラであったりするから、それをどうバランスを取っていくかとかそういうのもひとつのバランスであるし。『newbalance』は自分たちなりのバランスっていうのを提示した一枚でしたね。まあ今回の『rucksack』もそうではあるんだけど。

 

藤本:あとこの曲のギターフレーズに関してはThe Strokesの影響を受けてます。

 

小川:それはね、聞いた時にすぐわかりました、これThe Strokesだって。最初に聞いた時にこういう曲にしたいんだっていうイメージが伝わったから、じゃあこのままいこうと(笑)

 

ーーメンバーに作り手のイメージが伝わるのは大切ですよね。

 

小川:そうですね、まあそれをどうアレンジするかは僕ら次第なので。

 

藤本:あれですよ、みんながアレンジで苦しむ前にデモを作るのにひとりで苦しんでいるんで、どうぞみなさん苦しんでくださいって。

 

ーーメンバーには藤本さんからイメージを言語化して伝えられることはないんでしょうか?

 

藤本:たまに聞かれたらこんな感じって言うんですけど、あんまり具体的な感じで僕はものを言えないんで。でも勝手な解釈が良い風に活きる場合もあるんで、あんまり伝えすぎてもよくないとは思います。「何を残したい?」ってたまに聞かれたりしたら、崩すにあたってもここは残したいってポロポロと言ったりはしますけど、元々の意図は結局曲が良くなるんだったら別になくなってもいいかなみたいな。


 

スジ通っていたらいいかな




ーーなるほど、ありがとうございます。次は”長所と短所のブルース”という曲です。これはMVにもなっていますね。

 

 

藤本:そうです。”リュックサック”と”イチカ&バチカ”はシングルでMVもすでに出していて、他にアルバムの中でリードっぽい曲どれだろうってなった時に、みんながこれって言うから。

 

森田:みんながね(笑)

 

藤本:「じゃあ作るわ」と。僕はあんまり意見反映されていないんで、結構民主主義に則った作品ですね今回。

 

森田:これになったのは聡さんがこれがいいって言ったんですよね、強く。

 

ーー山本さんの意見は強いんですね。

 

森田:聡さんの意見はほんまに強いですね。

 

藤本:強いって言うか文句言いなんで、ふくれるんですよ。それが通らないと。

 

森田:結果それでいいんですけどね(笑)でもこれもベースをキーボードでやっていたり、今までにやったことないことやっていて、なおかつポップ。このアルバムの中で代表曲になるよねと。

 

ーーちなみにこの曲でイメージされていたものはあるんでしょうか?

 

藤本:これまた僕は聞いたことないんですけど、勝手にJoy Divisionですね。

 

小川:Joy Divisionか(笑)

 

藤本:これ今ベースが入っていないんですけど、元々ベースのイメージが先にあって。デモにはベースが入っているんです。あとデモを作っている時からキーボードを使いたいっていうのはあって、それに対してキーボードのフレーズを付けて格好いいのできたと思ったらベースが抹消されたみたいな。

 

森田:そう言えばベースの音ってあったんでしたっけ。

 

藤本:僕の中でJoy Division感はベースにあったんですけど、それがなくなったんならもうJoy Divisionではないですね(笑)当初はいわゆるなんちゃってニューウェーブな感じだったんですよ。

 

森田:ニューウェーブ感は……伝わってなかった。

 

藤本:だからもう元のイメージなんて関係ねーよってことですね(笑)

 

ーーお2人は元々どのようなイメージをされていたんでしょうか?

 

森田:私これ全然イメージがわかなくて。でもデモで聞いた時に、ここのとこ(サビ)で♪ズジャーンズジャンジャンジャンって激しくなるとこがあったから、激しい曲ができる!と思ってこの曲やりたいと思っていました(笑)

 

小川:俺はどうだったかな。俺はこれちょこちょこアレンジしていく中でロックなフレーズ弾いてよって言うオーダーがあって、こういう形にしましたね多分。

 

ーー元々はニューウェーブな感じだったんですか?

 

小川:メロで弾いているフレーズとかはちょっとニューウェーブ感ありますよ。そんな雰囲気でやっています。ニューウェーブなイメージはイメージでしかないですけど(笑)

 

ーー聴いたことのないようなバンドの名前だけでイメージして曲ってできるものなんですね(笑)

 

藤本:それは僕の浅知恵のなせる技というか、あんまり聞き込んでない音楽人生のなせる技。本当にそのバンドを知っている人からしてみたらあんまり的を得てないと思うんですよね。でも言ってることにスジ通っていたらいいかなっていうのは常々思っていますね。


 

ーー次は”ラストチャンス”ですが、なにかあったんでしょうか?意味深です。

 

藤本:ラストチャンスはそうですね。わがままなやつに対してのこんちくしょう感って言うのがありましたね。でもこういう曲が作りたかったっていうのが一番です。こういうリズムと温度感の、あんまり声を張らないやつを前から作りたいと思っていたんですけど、なかなかそれができなくて。完成した時はやっとできた、ってなりました。

 

ーーいつ頃できたのでしょうか?

 

藤本:これは最近だったと思います。新顔っすね。

 

ーーアルバムで一番新しいくらいですか?

 

藤本:”ラストチャンス”か”リュックサック”かどっちかですね。

 

ーー森田さんはこの曲では激しいドラムは叩けないですね(笑)
 

森田:そう、でもこういう曲調は好きで、この曲がデモであがってきた時に、めっちゃ良い曲だしすっごくやりたいと思ったんですよ。激しく叩くよりハードルが高いし、リズム隊のコンビネーションにしても、この曲を成り立たせるにはまだ技量が足りていないと思っていて。果たして自分がいけるのか?っていうのが大きくて、聡さんと二人で「どうしよう、真っ当にやったら果たせへん曲やで」、みたいな話にはなったんですけど、特訓してどうにかこうにかって感じです。

 

ーーお2人で特訓したんですか?

 

森田:2人でスタジオとか入って。それこそ聡さんもずっとそういう曲が好きやから、そういうリズムを弾いてるかっこいい人っていうの教えてもらって全部聴いて調べて、研究して近づくっていうかコピーですね。Fishmansとか、ポラリスとかその辺りをひたすら。

 

ーーアルバムの中では苦労した曲なんですね。

 

森田:そうですね、かなり上位……。

 

ーー平熱感の曲はお客さんに伝えるのも難しいですよね。

 

森田:熱量で言えば相当熱いんですけど、それをぐっとするのが難しい。難しいけどかなり好きですね。このアルバムでは一番好きです、やっていても聞いていても。

 

ーー小川さんいかがですか?

 

小川:間奏は落とし込んだ感じでいきたいなって思っていたんですけど、うまくまとまらなくなってどうしようかなと思っていました。バッキングのギターが今のフレーズのギターになってそこからは上手くスムーズにできましたね。

 

森田:むっちゃいいんですよ、間奏のギターの掛け合いが。

 

小川:なんか上手いこといったね、掛け合いが。

 

藤本:めっちゃミスるんですよ……。

 

小川:それはもう練習して……(笑)

 

森田:でもthe coopeezが掛け合いをやっている中では上位のナイスさですよね。

 

小川:そうだね、アイディアをポンって持ってきてくれたから、それに自分がイメージしたものが上手く入っていったみたいな。そう言えばこの前この曲をはじめてライブでやったんですよ。

 

ーー反応はどうでしたか?

 

小川:お客さんの反応はまだわからないけど、やっているこっちはすごく面白かったですね。

 

藤本:僕ら的にはめっちゃいいなと思ってやれました。

 

小川:緊張感が半端なかったね。

 

森田:半端なかったですね!むっちゃ冷静でした私。

 

藤本:僕はあんまり緊迫感ないんですど、演奏に関して。ギターの間奏は多分ミスってますけど(笑)

 

ーーありがとうございます。次の”ダイハード”から映画タイトルが続きますね。少し短い曲ですが映画のダイハードは好きなんですか?

 

藤本:ジョン・マクレーンが一時憧れだったんで、ダイハードは好きですね。それでその時漫画家を目指していたんですが、ブルース・ウィルスの似顔絵ばっかり練習していました。主人公はブルース・ウィルスの顔してるけどストーリーはレオンっていうの描いていましたね。

 

小川:それはやばすぎる(笑)

 

藤本:でも建物が描けなくて漫画家になるのは諦めたんですけど、それくらい好きでしたねブルース・ウィルスが。

 

ーーそれでとうとう曲名に。

 

藤本:いや、でも歌詞とタイトルがあんまり一致してないけど。

 

森田:でも歌詞に「追いつめて追いつめられて」ってありますよ、ダイハード。

 

藤本:なかなか死なへんみたいな。なんか曲的にはメンバーさんは達成感あるみたいですよ。

 

ーーそうなんですか?

 

森田:この部分(サビ)もですけど、メロの部分も曲を作っていて「これめっちゃおもろい!」ってなったのがこの曲ですね。

 

藤本:うちのベース一押しなのがこの曲ですね。

 

森田:ルーツが見えへん曲第一位。そこにかっこよさを感じるっていうか。ある意味そのルーツが見えないっていうのはひとつのthe coopeezらしさではあるのかなと。

 

森田:一番謎な曲ですね。

 

ーーその分苦労はされませんでしたか?

 

森田:私は「これめっちゃおもろい!」が出るまでは苦しかったですね。どうしようかなみたいな、着地点が見えにくくて、これでいこうって思うまでは時間がかかったっちゃかかったんです。おもろいなってなったらスン!って終わりましたけど。

 

小川:なんかこの辺(サビ)とかは太陽がこうバーって昇ってくる赤いイメージで、ベースラインが壮大な感じというか。サファリ系の太陽が赤いイメージです。

 

ーーサビのとこですよね?

 

小川:そうそうそう。たまたま聞いていたCDの影響もあるんですけどそれに対して俺は「じゃあ水っぽい感じで」って言って、青のイメージでいったんですよ。前からリフものもできたらいいねって話していて、メロの部分とかもリフを弾いているんですけどそれで作ったって感じですね。俺がこれ持っていって、ベースとドラムがこんなんで、どうなるか予想ができない感じになってたけどいい感じにまとまったかなと。

 

森田:まぐれみたいな感じですね。すごく面白かったんですよね、そのベースを弾き始めた時にみんなが「やばいフレーズやな!」って。とりあえずいろんなパターンでやってみたけど、デモのドラムが四つ打ちに戻そうってなった時にベースが今のフレーズを出してきて、わけがわからなくなって面白くなった感じですね。

 



幸せな感じの歌はそういう時にしか作れないですね


 

ーーありがとうございます。次は見たことがないという噂の”未知との遭遇”です。

 

藤本:これはこのアルバムの中で唯一人のために書いた曲ですね。人の結婚式の時に、歌って欲しい的なことを言われた時に何曲か作っているんですけど、そのうちの1個です。

 

ーー身近な方ですか?

 

藤本:同級生が結婚する時に作ったんですけど、幸せな感じの歌はそういう時にしか作れないですね。でも一瞬結婚式で歌うとドキッとされることあるんです。「僕が先にいなくなるか」みたいなところを歌うと親御さんたちが一瞬ハッとするんですよ、「何を言うんだ君は!」みたいな(笑)

 

森田:大丈夫なのそれ(笑)

 

ーー弾き語りでされるんでしょうか?

 

藤本:弾き語りですねこれは。だから声がダイレクトな感じになるんで、昔の友人のヤンキーっぽいやつもオイオイみたいな感じになるんですよ歌ってたら(笑)

 

ーー先ほど何曲かあるとおっしゃっていたんですが、他にもあるんでしょうか?

 

藤本:ありますよ。もう廃盤になったやつにもあったし、もう1個……あった気がするんですけど忘れましたね。

 

森田:”サグラダファミリア”?

 

藤本:あ、”サグラダファミリア”ですね。ああいうともに行こうぞ的な曲はこういう時にしか書けないですね。

 

ーーお2人はご存知でしたか?

 

小川:知っていました。でもこの曲自体は結構前に作ったから。

 

藤本:2~3年前……。

 

小川:もっと前だね。

 

ーー今回一番古いくらいですか?

 

藤本:これもあれですよ、急にベース君がこれええわって掘り起こしてきて。ああそう、ほんならやるかみたいな。

 

小川:なんか曲ができた当時に、アレンジしようとしたんですけど全然手が出ない感じで。曲調に対して何をしたらいいのかな、みたいな。でも今回アルバムにいれようとして頑張りましたけどね。

 

ーー改めてお話を聞いてからタイトルと歌詞を読み直すとグッときますね。

 

森田:確かにグッときた!

 

藤本:はじめて季節を歌った歌ですね。僕、情景感をだすことができないんで、初めてですね、季語的なものを使ったのは。

 

ーー幸せかどうかは置いておいて藤本さんの歌詞は基本的に前向きな曲が多いですよね?

 

藤本:根本的には前向きなんですけど、勘違いされやすいんですよね。一回引くから前へ行けるチョロQみたいなものなんですよ。そういう感覚で生きていますね(笑)

 

ーーありがとうございました。次は”バックトゥザフューチャー”です。一聴してすぐ好きになりました。

 

藤本:お、わかってらっしゃる方の意見ですね。展開でどうこうとかじゃないし、シンプルでミドルテンポな曲だし、そういう曲で良いって言ってもらえるのが一番嬉しいです。僕たち奇抜なことをやっているイメージを持たれることがまだよくあるんですよ。全然そうじゃないんですけどね、って感じの曲で良いと言ってもらえるのはすごく嬉しいなと。

 

ーーちなみにタイトルに理由はありますか?

 

藤本:タイトルはこれは本当に直前で決めましたね。これ多分、曲はあったんですけどタイトルはもうアルバムに入るってなってそれこそ映画タイトルでいいのがないかなって考えて付けました。

 

ーー映画のバックトゥザフューチャーは好きなんですか?

 

藤本:バックトゥザフューチャーは好きですね。こういうアメリカ映画の痛快な感じが好きです。湿っぽい感じじゃなくて、めっちゃ人が死んでるのに主人公が生きてたらそれだけでペンタゴンが大合唱みたいな。どんだけ楽天的……みたいなあの痛快な感じ、でもそういう馬鹿っぽいとこが好きだなとも思います。「まったくもって」というのが言いたかったからこの曲ができたんですね。「まったくもって」ってフレーズを思いついて、そこから作りました。

 

ーーこれはチョロQで言えば走っているくらいの時ですか?

 

藤本:そうですね、基本前向きな人間なんで勘違いされますけど。そろそろ勘違い解けないかなと。

 

ーーお力になれるように頑張ります(笑)

 

藤本:書いといてください、その前向きな姿に圧倒されたって(笑)

 

ーーわかりました(笑)

 

森田:私はこの曲は、最後にあと何曲か入れるってなった時に、じゃあどれに手をつけようかってなった候補が4~5曲あった中に無理矢理入れたんですよ。どうしてもどうしてもこの曲がやりたいって。機材車でデモ集みたいなのを何回も聞くんですけど、歌詞がすごく好きで。これは絶対今いれるべきだと思って、これがいいです!って推した覚えがあります。演奏面はなにも、ストレートにすっきりとさせることを目指して。歌詞が主役だと思っていましたから。

 

小川:僕はアウトロでギターソロを弾いてるんですけど、それはここにいないベースが、「ソロやれよ」みたいな。

 

ーー元々はなかったんですね。

 

小川:ないない。元々デモは普通にきれいに終わっていたんじゃないかな。

 

森田:終わってました。「フェードアウトよくない?」みたいな感じで、大体フェードアウトする曲ってフェードアウトして終わる瞬間に一番盛り上がるよね、って。じゃあ盛り上がるってことはギターソロを弾いてもらおうか、「ギターソロ弾きーや、宏実ギターソロ」みたいになりました。

 

小川:これ以上に弾いていますからね、むっちゃ弾いてて。なのにすぐ!すぐフェードアウトしちゃった(笑)

 

森田:長いなー。長いなーっやっぱ(笑)

 

小川:これの3倍くらいは(笑)まあでもその場でやったことだから苦労でもないんですけど。即興でやったのはこれくらい。

 

森田:毎回違うことしてましたね。やっていくうちにメンバーが大体この辺が盛り上がるみたいなのが決まっていくから、3~4回やってまあいっかみたいな。

 

ーーライブで3倍ソロが見られるのを期待しています。

 

小川:ライブではね、やらなですよ!(笑)音源だけ。

 

藤本:ワンマンくらいの時にしかできないですね。

 

小川:いつ終わるかわからないから(笑)

 

藤本:その部分やるんだったら他の曲やりたい(笑)

 

森田:確かに(笑)


 

ーー各曲の思い入れが想像以上に聞けていて非常に興味深いです。“マイウェイマイラブ”はどのような思いで作られたんでしょうか?

 

藤本:MY WAY MY LOVEってバンド知ってます?そのバンドの村田さんって人と喋った時に感銘を受けてそのままタイトルに……。僕がすごく尊敬している人で、喋っていた時に勇気をもらったんですよね。僕は放っていたらミドルテンポの曲ばっかりになるんですけど、意識的にテンポ感のある曲にしようというのと、その時にできたテーマと言葉を使って一曲作ろうって感じ。それを言ったら本人に怒られるかどうかはわからないですけど。前の『newbalance』の時にコメントをもらっていて、でも曲名にしましたとは言ってないですね。

 

ーー載せても大丈夫ですか?

 

藤本:いいと思います、敬意を称した曲なんで(笑)ディスってるわけじゃないんで。

 

ーー歌詞は少なめでシンプルですね。

 

藤本:僕は一回サビが良くないと思って作り直したんですけど、でも結局この元々作ったやつの方がいいと言われて。あ、じゃあそれで、ってそれも民主主義で。

 

ーーお2人もこちらがよかったんでしょうか?

 

小川:俺は元々のやつがいいなって。

 

森田:私は意見する前にこの元のやつに戻ったんで、「新しいのできたん、ふーん」って聞いて「戻ったん、ふーん」みたいな。

 

ーー悩んだ期間は短かったんですね。

 

藤本:僕だけみたいでしたね、どうやら悩んでいたのは。

 

ーーどこが比較して良いと思ったんでしょうか?

 

小川:なんだろう、感覚の部分かな。すっと入ってきたというか。

 

ーードラムとギターに関してはどうでしょうか?

 

小川:ギターに関しては、アルバム全曲の中で一番カオティックかもしれない。勢いでグワッとやったから、間奏の入りの部分とかは苦労しましたね。ガーッてやっていると、それが良いのかわからなくなるってことが多々あるんですけど、作り直したりして聞いてもらったりして、元のやつの方が良いんじゃないか、っていうのがあったり。あとはなんだろうな。これはレコーディング佳境の追い込んでるときで、これでようやくできた!みたいな感じですね。

 

森田:そうだ、そうだ、思い出した。そうでしたね。

 

ーー全体のレコーディング期間は何日間くらいでしたか?

 

小川:12月からやって6月くらいまで毎月2日ずつくらいですね。

 

藤本:一回で2~3曲くらい。まとまって一気にやっているわけじゃなくて、一個一個ちゃんと作ってって感じ。それは前の『newbalance』の時から同じですね。

 

ーードラムはどうでしたか?

 

森田:これはキレを大切にしようと思って。私はテンポのある曲は叩くのは好きなんですけど、エイトビートを叩くと良いも悪いもグワングワンとしたノリになるから、パツパツしたキレのあるビートを出そうと思ってやったんです。でもキレを出すとこまで持っていっても、その後間奏で普通にドラム叩いていてもそれじゃ物足りなくなって、聡さんに「ドラムンベースとかいいんちゃう」と助言をもらってこうなりました。


 

自分のことシンガーだとも思っていないので




ーーありがとうございます。次はいよいよ最後ですが、”ターミネーター”が最後ですね。

 

藤本:映画はターミネーター2が最高ですね。深いじゃないですか、便利な世の中に対する警告があんなに昔から。これもタイトル考えたのは直前で、これと”バックトゥザフーチャー”は映画タイトルにしようと思って付けました。

 

ーー曲自体は昔からあるんでしょうか?

 

藤本:最近っちゃ最近の方ですね。最初ドラムのリズムのイメージがあって、それとサビの歌詞のフレーズ。「死にそうな声が誰かを生き返らす」、っていうのはここ10年くらいバンドをやっていて思ったことです。自分のために書いていたり、自分の辛い思いばかり書いているものが、「あれ、人が共感すんねや」みたいな驚きがあったっていうのを歌った歌です。

 

ーーそれは実体験からですね。

 

藤本:そうですね、基本ノンフィクションボーイなんで(笑)

 

ーーボーイなんですね。アーティストかシンガーと続くと思ったんですが(笑)

 

藤本:基本自分のことシンガーだとも思っていないので。

 

ーーこれが最後の曲になった理由はありますか?

 

藤本:この中なら“ターミネーター”が最後、ってイメージがラインナップされたらみんなの中にあったというか。

 

森田:私もこれが絶対最後がいいと思っていました。だから異論なしで。

 

ーー演奏に関してはどうでしたか?

 

小川:とりあえず間奏は気に入っています。ファズギター、ギャイーンとやってる感じが好き。自分で言うのもなんだけど、好きなんですよ。

 

ーーここですね(聞きながら)

 

森田:きたー!宏実が、きたー!って感じですね。

 

小川:ライブでもほんとに楽しみなところですね。俺ファズの音がすごく好きなんですけど、前作の『newbalance』では、実はちょっとだけしか使っていなかったんです。それに後から気付いて、それを意識して今回ファズを使いまくってるってわけじゃないけど、そういう音を入れていきたいというか。

俺はこういうのはエレキギターにしかできない表現かなって思うし、やっていることはオーソドックスなことではあるんだけど、アルバム全体で言うとエレキギターだから格好いいことをしようっていうのはありました。いろんなバンドを見ていて、凄いなぁと思わされることもあるんですけど、なんかそれってギターでやらなくってもいいんじゃない?っていうことが結構あって。じゃあ俺はこういうリードギターが格好いいんじゃないかっていうのができましたね。

 

森田:見本?

 

小川:まあそれは個人的な意見だから、見本とかは言わないけど(笑)”ターミネーター”ってよりはアルバム通してですね。

 

ーーギタリストとして納得された部分が大きい一枚なんですね。

 

小川:納得していないところもたくさんありますけどね(笑)レコーディング終わった後に、あそこああしとけばよかったな!みたいなんは毎回結構ありまよ。でもそれは次に繋げるから。

 

森田:私もめっちゃありますよ。

 

藤本:もっと上手く歌えていたのでは、みたいなものですね。でもしゃあないなみたいな。

 

森田:でもそこに対する後悔みたいなのは絶対なくて、もっと上手くなろうって感じですかね(笑)そのレコーディングが終わった直後のライブも、レコーディングから変わっていたりとかするんでそれは仕方ないかな。それはもうその時のやつを録音しているから。

 

ーー変化は大切ですね。

 

森田:良くなることしかないから。

 

ーーレコーディングはその時の記録的な側面もあります。ただそう言っているのを見ると、CDを聞いてからライブでどう変化しているのか違いを探すのも楽しそうですね。

 

森田:ライブではライブのアレンジがあるし、音源は音源だしみたいな面白い方に転がっていると思います。

 

ーー4枚目はもう考えているんでしょうか?1年に1枚だともう考えなきゃいけないですよね?

 

森田:私はもう次のアルバム作りたいです。『rucksack』がたくさんの人に渡って欲しいという思いはありますけど、早く新しいものを作りたい状態にはあります。

 

藤本:僕はもう常に作っているんで、またPVとかジャケットとか考えなきゃいけないと考えると、「あんなしんどい思いまたせなあかんのか」とは思いますけどね(笑)やるってなったらやるんですけど……筋トレみたいなものです。「筋トレまたするんか」とはなるんですけど、やるしかないだろうみたいな。

 

活動を続けていると常に違う感じのものを求められるじゃないですか。自分の得意なパターンとか好きな雰囲気っていうものは常々あるんですけど、それを意識的に避けて作っているところはある。どうしよう、そんなポンポンと新しいの出ないぞ、みたいな。苦しいタイミングはありますけど、しょうがないですね。今溜めているデモも全部没なしでいけばもうアルバム6~7枚目までいける量はあるので、リリースは続けたいです。実際それしかバンドってやることないじゃないですか。CD出して聞いてもらってライブしてまたレコーディングみたいな。

 

森田:私の今年の目標は消化速度を上げて新鮮な状態で曲をお客さんに届けることですね。

 

ーーありがとうございました。最後に、the coopeezのここまで行きたいという目標はあるんでしょうか?

 

藤本:もちろん行けるところまで行きたいですね。

 

ーー今後the coopeezがどのような景色を私たちに見せてくれるのかとても楽しみにしています。ありがとうございました!

 

 


 

 

メンバーによる全曲解説いかがだったでしょうか?文字で読むより実際に聴くことが一番のはずなので、ぜひともまずはCDを手にして改めて読んでいただければと思います。きっとまた聴こえてくる音も変わるはず!

 

話をていていると控えめながらも今作への自信と、彼ら自身の次作への期待を強く感じました。またリスナーとしてさらりと聞き流してしまうような一曲もアーティストにとっては特別な一曲だったりもする、それを改めて思い出させてくれるようなインタビューでした。『rucksack』の発売に先駆けツアーもすでに始まっているthe coopeez。このアルバムをひとつの通過点とした彼らがどのような形に進化していくのか今後も目が離せません。


 

the coopeez
 

(L→R) 山本聡 (Ba) / 藤本浩史 (Vo/Gt) / 森田夏音 (Dr) / 小川宏実 (Gt) 

 
02年にバンドをやりたくなったフジモトがメンバーを集めだしてはじまる。09年mini album 『BANPAKU』リリース(UNDER FLOWER RECORDS)。タワーレコード限定シングル3部作を、10年4月に「バネッサ&ハルッサ/チャダルト君」、同10月に「本当のAボーイ」、11年11月に「カレーとライス」をリリース。12年12月に1stフルアルバム 『GOLDENTIME』をリリース。 JOIN ALIVE 2013、ネコフェスなどのフェス・イベントに出演し、精力的に活動する。14年5月に2ndフルアルバム『newbalance』をリリース。この度15年8月に3rdフルアルバム『rucksack』をリリース、全国ツアーも決定!アートワークは全てVo.藤本が手掛ける自給自足バンド。

 

【今後のツアー予定】
08/22(土) 京都 MOJO( レコ発イベント京都編 ) w/ おとぎ話、ザ・ビートモーターズ08/23(日) 神戸 ART HOUSE
08/27(木) 大阪 Pangea
09/05(土) 高松 TOONICE
09/06(日) 徳島「VALETUDO2015」
09/13(日) 東京 TSUTAYA O-Crest( レコ発イベント東京編 )  w/Large House Satisfaction、tricot、the twenties
09/19(土) 鹿児島 SR HALL
09/20(日) 長崎ホンダ楽器アストロスペース
09/21(月/祝) 福岡四次元
10/26(月) 名古屋 APPLO BASE
随時追加あり!

 

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