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彼方からの手紙 「ウサギバニーボーイが見た広島」第2回

 

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さて、連載の第2回目です。

今回はバンドがライブするところの9割を占めるであろうライブハウス。

そのライブハウスをひとつご紹介したいと思います。

では、いきます。

 

広島も人口100万人を誇る都市なんで、ライブハウスもそれなりに存在します。

バンドを囲い込むと言ったら聞こえが悪いですが、「これだ!」と言って決めたバンドの成長に力を注ぐライブハウスもあれば、門戸をフラットにしているライブハウスさんもあったりと経営形態は全国のライブハウスと同じく様々です。

 

 

 

その中で、広島のライブハウスとして紹介したいなぁと僕が思うのは、「4.14」です。

こう書いたら、なんて読むの?「よんいちよん?」「よんてんいちよん?」となりそうですが、

こう書いて「よんじゅーよん」と読みます。

読み方はふわっとしてても、字面をみたことあるって人は、関西関東でも結構いるのではないでしょうか?店名の由来は、最初にお店出したときの番地から取った名前だと聞いたことがあります。

 

 

 

名前の読み方や由来はそこそこにして、みなさんに「4.14」の紹介をしていこうと思います。

「4.14」は3名のスタッフさんにより運営されています。200人入るキャパですので、一般的な同じ大きさのライブハウスのスタッフさんの人数と比較すると非常に少ない人数構成だと言えます。

その分、素晴らしいスタッフの皆さんが揃っております。

 

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(左からタケさん、じゅんさん、けいいちさんです。)

 

 

 

■タケさん…

4.14のオーナーさんです。ちなみに僕と誕生日が同じです。

受けた屈辱は忘れない、怒りの炎は水かけても消えないけど、ちょっとの油でさらに燃える、歯に衣を着せようとしても上手く歯に衣がかからないなど、似ているところが多いです。あと、人見知りで尚且つ色の入った眼鏡をかけているせいか強面にみられると本人がおっしゃっていました。

 

 

タケさんは間違ってると思ったり、こいつら何考えとるんじゃって思ったら恐ろしいですが、筋が通って言ってることに偽りがなければ、誰であろうと正面から話を聞いてくれて、4.14でできることであれば全面協力してくださいます。

 

 

また企画には賛同できるけど、4.14のハコ代を鑑みて収支が難しいと判断された場合には、他のハコの紹介など4.14にとっては1銭の銭にもならないことでも進んで協力してくださいます。

そういった姿勢を地元のバンドさんが愛し、県外から来てくれるバンドさんにも波及しています。

ただ先ほど述べたとおり、人見知りなので、タケさんと話したことのない地元のバンドもいっぱいいます。そういったことはタケさんのほうがよく覚えてて、「わし、あのバンドのあの子、何回もライブしてくれとるけど、話したことはないんじゃ。」「いや、お疲れ!とかはちゃんというよ。」ってな感じです。

 

 

 

 

■じゅんさん…

4.14の店長さんです。ちなみに女性です。

スタッフさん3人で廻している都合上、もぎりやドリンカーの業務もこなされているため、

初めて会ったら、「あー今日はバイトの人がいるのかな?」って思って舐めた態度などを取っていると大変です。タケさん曰く「わしなんかより、じゅんさんのほうが全然怖いよ」というくらいバンドに対して真摯に向き合っておられますし、じゅんさんはそもそも歯に衣を着せることは考えずに、伝えねばならないことを素直にそのまま伝えるのが、バンドさんのためになると考えられていると思います。

 

 

なので、じゅんさんの意見が一番深く刺さったりすることもしばしば。

そして刺さった意見が抜けないこともしばしば(笑)(これは過剰表現ですよ)

 

 

また唯一の女性ということもあってか非常に第六感が優れている印象があります。じゅんさんが根拠なくイメージなどでおっしゃる言葉が非常に的確な指摘だったり、奥に隠されている本音だったりすることがあるなぁと感じています。

 

 

ブッキングなどで連絡すると最初に対応してくださるのがほぼじゅんさんですので、4.14の顔と言っても過言ではない方です。

 

 

 

 

■けいいちさん…

4.14のPAさんです。

一番物腰が柔らかく、バンドが1曲演奏し終えると誰よりも早く一番大きな拍手を送り、会場全体を盛り上げようとしてくださいます。またしてくださるPAもバンドを理解したうえで、音を一緒に作ってくださるので、非常に自分たちが出したい音に近づけることができます。

 

 

ただ、PA業務が終わり、打ち上げで乾杯をしたあたりから僕は近づくのをやめます。

この方はうわばみみたいな方で尋常ではない量のアルコールを摂取し、なおかつ物腰柔らかくビールのピッチャーなどを笑顔で差し出してくれます。ニコニコしながら、両手の平を胸の前で併せて、一礼しながら「お疲れ様でした~」と言った刹那から、「さぁ、飲みましょう~」てな感じです。

 

たまに飲酒量が自慢のバンドさんなんかをみかけますが、けいいちさんの近くで飲むことはおすすめしません。多分、体を壊します。本当に日本酒1升空けれるから酒が強いってレベルじゃないんです。

日本酒1升の一気飲みを何升できるかを競いそうなそんなレベルです。そんなレベルで酒を飲みながら真面目に機材の話や音の話をしてくださるのですが、みんな覚えてるんでしょうかね?

 

 

 

そんな魅力的な方々そろった4.14のエピソードで

ひとつ僕が恐れ入ったっていうエピソードを紹介しておきます。

 

 

 

ウサギバニーボーイで県外に行かせていただく機会が増え、会話の中で「広島に行ってみたい」「いつもどこのライブハウスでライブしてますか?」っていう質問をもらうたびに「4.14がいいですよ」って言ってたのですが、そのことをタケさんに話した時に、タケさんが、

 

「そういってもらえるのはすごいありがたいけど、バンドさんには来ていただくなら、最悪金曜、できれば土日で来てほしいってことも加えといてーや」と言われました。

 

話を聞いてみると、月-木の通常日に来ていただいても集客の部分が弱く、多くの方に見てもらえないし、地元のバンドさんにもノルマの負担が大きくかかってしまう。

それよりは週末に来ていただいたほうが人も集まりやすく、地元のバンドさんへノルマがかかってしまうけれども、通常日に比べるとチケットも売りやすく負担も少なくできる可能性が高いんじゃとおっしゃられてて、眼から鱗でした。

 

 

 

このご時世、懐に銭が入ってくる手段があるのならば、上記のような集客云々やノルマ云々などは多少目をつぶっても誰からも後ろ指をさされるようなことではありません。

だって、そうしなければ生きていけないから。

 

でも、このハコは廻ってきてくれるバンド、地元のバンドを最優先に考えて、通常日に集客が難しいと思われるイベントは事情を説明してブッキングをいれないようにしてくれるのです。

話を聞いて、これを実行するために4.14は最少人数での経営をされているんだろうと思いました。

 

 

人が増えれば、コストが増えるのは当たり前。

コストが上がれば、生きていくためにいろんなことを考慮するのが当たり前。

その部分をできる限り、そぎ落とすことが上記のような言葉につながるのだなぁと思ったら、

「その言葉には血が通っている!」などと独り言ちて、恐れ入ったという話です。

 

 

今回は広島のライブハウス「4.14」をご紹介させていただきました。

 

 

 

Profile

ウサギバニー ボーイ
ウサギバニー ボーイhttp://usagibunnyboy.com/
名前 タカミヤ

広島でウサギバニーボーイというバンドをしています。

ライブが多くしたいと思ってたら、メンバーが20人くらい在席するちょっとした会社組織みたいになりました。

ほとんどの方は、「なにを言っているんだ?」と思うと思いますので、usagibunnyboy.comがバンドサイトとなりますので、そちらをご覧もらえれば幸いです。さらに興味が出てきたらツイッターでusagibunnyboyと検索してフォローなんかをしてもらえたら、嬉しいです。

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