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【ナノボロフェスタ2015 / DAY1 】カトキット / Spacetime And Streams / ゆーきゃん

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カトキット

 

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京都の「毒」POPアイコン、カトキットから今年のナノボロフェスタはスタート!とびきりキュートだけど全てを鼻で嗤いながら逃げて行くような、そんなイメージのVo.あっけ。人を食ったような飄々としたかわいらしさは健在!最新の音源“雨ニモマケル”からぶっ飛ばしていく。ステージ中も客をひたすらに煽り続け、フロアにキットカットをぶちまけまくり、しまいにはもぐらさんに煽り返される…。何この空気感。あれ?わたしあっけちゃんと知り合いだったっけ?とか思っちゃうぐらい、フロアのテンションがぐんぐん彼らのテンションに巻き込まれていってしまう。

 

 

 

MCで「今日はステージの上だけが主役じゃないし、トリのバンドが主役ってわけでもない。ここにいるみんなが主役だから。」と言っていたように、ナノボロだからこそできる完璧なまでの身内感(めちゃくちゃ良い意味で!)がある、フラットなライブを見せてくれた。最後はしっとりと歌いだす“快感音楽”。この世界中で「フェス」が催されている理由、そこに人が集まる意味、その終着点のひとつとしてこの「フラット感」はとても大切な要素だと思う。ナノボロ一発目にして、行く所まで辿り着かされた感あるよ。

 

 

 

Spacetime And Streams

 

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ど真ん中のカッコよさほどバランスの難しいものはない。殴っても壊れないような骨太ロックンロールを、むせ返るインディー臭に包まれたこの土地で、いったいどんな顔して聴けば良いんだろう。”Illusions”の最初の一撃でそんな不安は吹っ飛んだ。Vo.Gt.Key ウダヤのスタジアム感溢れる歌声、そこにBa.Masashiの6弦ベースが繰り出す重低音も相まって、とんでもない質量である。2014年半ばの大幅な方向転換を経て、新体制での活動を開始してから一年足らずで京都GROWLYのワンマン公演はソールドアウト。YouTUBEでは”Fuc U Jude”のMVが公開から3ヶ月で10万回再生を記録するなど、国内外ひっくるめたロックの注目株として話題を呼んでいる。グランジファンにはたまらないメロディーラインに乗っかり、時に咆哮のように遠鳴りし、はたまたある時は独り言のように足元に転がり落ちるウダヤの歌でなければこのバンドの曲はまとまらないだろう。スケールを拡げて拡げてさらに拡げた上で、一瞬チラッと見える内省的な表情がSpacetime and Streamsの罠であり抗えない魅力なのだ。イベント序盤にしてクライマックスの盛り上がりを見せたステージだった。

 

 

 

ゆーきゃん <昼の部>

 

 

ナノのステージで激しいアクトが続く中、マドラグステージのトップバッター、ボロフェスタの主催者の一人でもありSSWでもあるゆーきゃんが静かに短い挨拶をして始まった。昼の部と銘打っているのもあってか、夏らしい日差しが柔らかく差すような曲”サイダー”を淡々と歌い上げた。 ゆーきゃんは踏み込みすぎないように気を遣う繊細さや優しさがあるのに、どことなく作業を進めるように歌っている。彼の歌を聞いていると思考がすっと晴れやかになるように、夏の情景を具体的に表現できるのだ。 「夜の部は別に、来なくても……別の曲が聴きたいなあという人も それはそれでお迎えしますので」と 真面目な顔で言うと、昼の部最後の曲”最後の朝顔”を演奏。何もしないような心地よさ、穏やかで静かなアクトだった。

 

 

 

ナノボロフェスタ2015特集

 

 

■ナノボロフェスタ2015 DAY.1

カトキット / Spacetime And Streams / ゆーきゃん

http://kyoto-antenna.com/column/nanoboro2015_day1-1/

 

■ナノボロフェスタ2015 DAY.1

Baa Baa Blacksheeps / ONIGAWARA / 岡崎体育

http://kyoto-antenna.com/column/nanoboro2015_day1-2/

 

■ナノボロフェスタ2015 DAY.1

渚のベートーベンズ / ナードマグネット / Seuss / ゆーきゃん

http://kyoto-antenna.com/column/nanoboro2015_day1-3/

 

■ナノボロフェスタ2015 DAY.1

花泥棒 / my letter / never young beach

http://kyoto-antenna.com/column/nanoboro2015_day1-4/

 

■ナノボロフェスタ2015 DAY.2 前編

THEロック大臣ズ / 私の思い出 / 山本隆弘(KBSホール) / she said / T.V.not January / 中村佳穂 / THE FULL TEENZ / おとぼけビ〜バ〜

http://kyoto-antenna.com/column/nanoboro2015_day2-1/

 

■ナノボロフェスタ2015 DAY.後編

せのしすたぁ / ムーズムズ / メシアと人人 / 長谷川健一 / Have a Nice Day! / Homecomings

http://kyoto-antenna.com/column/nanoboro2015_day2-2/

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