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【ナノボロフェスタ2015 / DAY2】前編

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ナノボロ2日目はあいにくの曇り空から始まった。
オープニングではタイムテーブルには載せず急遽決定した”盛り上げアクト”としてボロフェスタ主催の一人でもありnanoの店長でもある土龍氏によるスイカ割りが行われ、会場の士気をあげていた(スイカはこの後お客さんに振る舞われ、しばらくバーカンにおいてあった)。そのテンショのまま二日目のトップバッター、関西を中心に活動するロックバンドTHEロック大臣ズへ。メンバーは汗だくでステージを暴れ回り時には煽ったりダイブをしたり、
つい手を上げてしまうような圧巻のパフォーマンスを行い”バンドが街にやってくる”today”ロックンロールよ、永遠なれ!”といったアツい曲を立て続けに演奏してフロアを湧かせていた。

 

 

 

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THEロック大臣ズ 

 

 

 

続いてジュラシック・パークのテーマ曲にあわせて登場したのは唯一無二のアドベンチャーロックバンド 私の思い出だ。
前アクトで盛り上がったフロアを系統の異なったロックナンバー”チャイナライダー””お米フリーク”でさらにヒートアップさせる。どことなく民族音楽のような曲調にユーモアを盛り込んだ歌詞が特徴的であり、曲間に観客はつい笑ってしまうようなネタをいくつも仕込んでいるためパーティやこういったフェスには必要不可欠なバンドではないだろうか。

 

 

 

63私の思い出

 

 

 

私の思い出がnanoでライブをしている裏で、喫茶マドラグではKBSホール総括の山本隆弘さんがオペラを披露。その声量にその場にいった人たちが目を丸くしていたのがとても印象的だ。今年のボロフェスタの攻めの姿勢を感じれる一面でもある。

 

 

 

nanoに戻ると立命館大学の軽音サークル・ロックコミューンのバンドであるshe saidがnanoのフロアを盛り上げていた。京都での認知度もうなぎ上りの彼女たちを証明するかのように集まった人々に、はにかんだ表情を向けながら、ライブは進行していく。きらめくメロディにけだるいボーカルを乗せた心地よい楽曲たちを淡々と披露していく。まだまだ未完成な部分も隙も多いように感じられるが、今後の躍進に目が離せない存在だ。

 

 

 

ナノボロも折り返し地点に差し掛かり、ステージに現れた4人はT.V. not Januaryだ。ステージの前方にはアコギ3本、鉄筋、太鼓といった他のバンドとは全く違う楽器が並ぶ。懐かしさと温かさ、そして優しさが印象的なメロディに合わせて、全員が合唱をする。思わず身体を揺らし、頬が緩んでしまうほど微笑ましい絵面だ。そんなほのぼのとした印象の彼らが歌い上げるのは、どきっとさせられる死生観。見た目と鳴っている音と歌詞のアンバランス感にぐっと惹き込まれてしまった。

 

 

 

64 T.V. not January / ステージでは5人目のメンバー(!?)のお子さんが鉄筋を叩いたり、バナナを持ち出したり、お菓子をぶちまけたりしていて和みました。

 

 

 

喫茶マドラグで行われた中村佳穂のステージはそれは秀逸なものであった。くるりの岸田繁から絶賛されことをはじめ、NHK Eテレ「シャキーン!」のうたを担当を担当したりと話題が尽きることのない彼女。軽快なリズムに合わせて踊るように彼女はうたう。その場の雰囲気に合わせて曲の中の歌詞を変えたり、言葉をこちらに投げかけてくる。次にどんなものが飛び出てくるかわからないドキドキ感と期待を膨らませながらステージを見入っていまう。気が付けばそんな彼女の世界にぐっと引っぱりこまれて、抜け出せなくなっているではないか……。これが彼女のライブパフォーマンスだ。ぜひまだライブを未体験の方は、ライブでその感覚を味わってほしい。

 

 

 

65中村佳穂

 

 

 

フジロックフェスティバル・ルーキー・ア・ゴーゴーステージに出演、北海道の盟友NOT WONKとのスプリット7インチをセカンドロイヤルよりリリースなど、勢いは留まるところを知らず、むしろ増幅する一方のTHE FULL TEENZ。全国区のバンドとして広く認知され始めされた彼らのライブは、いつも通りに友達と遊んでいるのようなラフさが痛快だ。即効性抜群のファストチューン(nano店長の土龍のクラウドサーフも炸裂!)や、聞き惚れてしまうほどの甘酸っぱいメロディの楽曲などを矢継ぎ早に披露。もっともっとこの場を楽しみたい、遊びたい!という熱気がフロアに渦巻いている状態でこの日のライブもあっという間に過ぎて行った。

 

 

 

66 THE FULL TEENZ

 

 

 

ここで、レトロモダンガールを地でいくキュートなルックスとは裏腹におとぼけビ~バ~が牙をむく。装甲戦車のようなグルーヴに押し流され、バーカウンターに飛び込まんとする勢いのクラウドサーフの連続。ナノが壊れちゃう!と何度もヒヤッとさせられた。特に”あなたがフォーリン・ラブしたのはわたしのきらいな女の子”の猟奇的なパフォーマンスは圧巻。女の情念が化けて出たら最後、誰も止められないのだ。息もつかせぬステージで、ナノボロフェスタ後半戦の火蓋が切って落とされた。

 

 

 

67 おとぼけビ~バ~

 

 

 

→後編へつづく
http://kyoto-antenna.com/column/nanoboro-2015_day2-2/

 

 

 

 

ナノボロフェスタ2015特集

■ナノボロフェスタ2015 DAY.1

カトキット / Spacetime And Streams / ゆーきゃん

http://kyoto-antenna.com/column/nanoboro2015_day1-1/

 

■ナノボロフェスタ2015 DAY.1

Baa Baa Blacksheeps / ONIGAWARA / 岡崎体育

http://kyoto-antenna.com/column/nanoboro2015_day1-2/

 

■ナノボロフェスタ2015 DAY.1

渚のベートーベンズ / ナードマグネット / Seuss / ゆーきゃん

http://kyoto-antenna.com/column/nanoboro2015_day1-3/

 

■ナノボロフェスタ2015 DAY.1

花泥棒 / my letter / never young beach

http://kyoto-antenna.com/column/nanoboro2015_day1-4/

 

■ナノボロフェスタ2015 DAY.2 前編

THEロック大臣ズ / 私の思い出 / 山本隆弘(KBSホール) / she said / T.V.not January / 中村佳穂 / THE FULL TEENZ / おとぼけビ〜バ〜

http://kyoto-antenna.com/column/nanoboro2015_day2-1/

 

■ナノボロフェスタ2015 DAY.後編

せのしすたぁ / ムーズムズ / メシアと人人 / 長谷川健一 / Have a Nice Day! / Homecomings

http://kyoto-antenna.com/column/nanoboro2015_day2-2/

 

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