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LIVE KILAUEA 2014 -day.2-@京都GROWLY 2014.08.09

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▼特集:LIVE KILAUEA 2014

 

LIVE KILAUEA 2014 -day.1-@京都GROWLY 2014.08.08

LIVE KILAUEA 2014 -day.3-@京都METRO 2014.08.10

 

 

小雨の降る中、この日も京都GROWLY、studio Antonio、公○食堂の入っているビルGROWLY BLDG.を貸し切ってLIVE KILAUEAの2日目が行われた。2日目となるこの日には普段クラブでライブを行うアーティストから、地元京都で精力的な活動をしているバンドまで総勢23組が集結。この日は1日目とは異なる雰囲気が漂っていた。

 

 

駆け足になるが、この日カメラマンとして全ステージを見た私の視点からいくつかのバンドを紹介させてもらいたい。

 

140809_レイリ

 

まずは2Fstudio Antonioに登場した19歳の奇才ラッパー・レイリだ。彼女が次々と繰り出す言葉の波に飲み込まれるような感覚に鳥肌がたった。堂々としたステージングは未成年とは思えないほど。さすがクラブたたき上げの実力は確かなものである。

 

 

 

140809_メシアと人人

 

そして続けてstudio Antonioに現れたのは京都の2ピースバンド・メシアと人人。磨きのかかった曲たちはきらびやかにまっすぐわたしたちの胸に突き刺さる。シューゲイズ、パンク、オルタナ…などの様々なジャンルを飲み込んだような音像。今までの荒削りな雰囲気からは一転し、密度のある完成度の高い新曲を確実にぶつけてくるところに著しい成長を感じた。最近右肩上がりで調子を上げてきているメシアと人人、今後も動向が見逃せないバンドのひとつと断言できる。

 

 

 

140809_DJs

 

GROWLY1階にあるバーカウンターはDJブースと化し、普段とは全く異なる雰囲気を醸し出していた。フェスならではの雰囲気づくりに余念がないのが見て取れる。各ステージの間にDJタイムが設けられていたのだが、どの時間帯も多くの人が踊っていたのがとても印象的だ。

 

 

 

140809_LEFCREW_1

 

イベントの終盤、1FGROWLYのステージでは横浜の雄LEF!!!CREW!!!が熱狂のステージを展開。DJグループのライブなのに、まるでパンクバンドを見ているかのような錯覚を覚える。勢い、音圧、一体感。バンドではないけれどもバンド以上のポテンシャルを余すことなく見せつけてくれた。オーディエンスは拳を突き上げ、今にもモッシュするかのごとく踊り狂っていた。

 

 

 

140809_Lainy-J-Groove_1

 

この日の大トリにはLainy J Groove feat.田我流が登場。「ムーディな雰囲気にしようぜ」とライブが始まる。しかし田我流が煽るように歌うので、ムーディとは言いきれない、アッパーな空気がフロアに充満していた。緻密なギターの音、ベースのグルーヴ、タイトなドラム、そして甘い歌声。すべてが重なり合う瞬間の気持ちよさに酔いしれた。

 

 

Lainy J Grooveの楽曲である“check 1.2”で田我流がボーカルを取ったときは普段のお祭り騒ぎとはとはひと味違うLainy J Grooveをそこに見た気がする。アンコールでは“warp to MONGOL”を披露、最高の盛り上がりを見せて2日目が終了した。

 

 

 

正直なところ、これだけふり幅のあるアーティストが出演するとイベントの色が逆に薄まるのではないか?と思っていた。当日ライブを見ていてそんなことはまるで感じられなかった。2日連続で遊びにきているオーディエンスも多く見られたし、そんな心配もただの杞憂だったと言える。京都音楽シーンはそんなに大きくないからこそ、ジャンルレスでさまざまなアーティストが交われるイベントが行えるのではないのだろうか。そんなことを改めて考えさせられる1日であった。

 

 

 

(photo: kentaro fujisaki / 岡安いつ美)

 

 

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