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三つ巴!天下一ホニャララ会 – 映画の中に出てくる一度食べてみたい料理決定戦2017 –


 

アンテナ編集部が3チームに分かれて、それぞれ内容の異なった連載を週替わり掲載することになりました!今週はめたくそライターのかずー・シネマジプシーの安里人・おいしいもの好き東京ライターの優月の3名からなるチームです。生活する土地やリズムも異なる3人だから、好き嫌いは否めない……ってなことで毎回異なるテーマに沿った「自分の中のベスト1」を持ち寄って、どれが一番ふさわしいのかバトルしようじゃないか!というのがテーマ。誰が一番を決めるのかって?あなたですよ!

 

第8回目のテーマは『 映画の中に出てくる一度食べてみたい料理』。おいしそうな料理・架空の料理・はたまた現実にはあり得ない料理まで?!でも映画に出てくるごはんって不思議に魅力的ですよね!

 

 

 

安里人セレクト:チャイニーズボックス from『A FEW GOODMEN』

 

 

かずー: 本日のテーマはずばり!「映画や小説の中に出てくる一度食べてみたい料理」です!

 

安里人: 映画とかアニメの中って色々な料理が出てきますよね。美味しそうなものからゲテモノ、存在しないものまで色々あります。あと晩餐会のシーンとかも印象的で良き。

 

かずー: しかし「晩餐会」という日本の馴染みのなさすぎる文化よ。どこでやってんのよこの広い日本で、晩餐会。ハリー・ポッターの世界かよ。

 

安里人: いやいや、ハリー・ポッターだけじゃないですよ。『バベットの晩餐会』っていう素晴らしい晩餐会の映画があるんです。

 

優月: はっ!……いや、なんでもないです!

 

安里人: おや、優月ちゃんと被ったかな?安心してください。僕が個人的に一番食べて見たいものはこちらです。

            

Chinese Take Out Boxes PAGODA 32 oz / Quart Size Party Favor and Food Pail by Fold Pak

 

安里人: 皆様この箱に見覚えはないですか?

 

かずー: なんすかこれ?551の蓬莱でも入ってんのか?

 

優月: 見た目からも名前からも全然予想がつかないです。

 

安里人: 刑事物とか、弁護士ものとか多忙なおっさんが主人公の映画の20本に1本くらいはこのボックスが登場します。

 

かずー: なんすかこれ?北京ダックでも入ってんのか?

 

安里人: 中に何が入っているかはモノによりけりです。焼きそば率が高い。

 

かずー: 何が入っているか分からないってことですか?お楽しみボックス??

 

安里人: 本当にいろんな映画でよく見かけるから、てっきりこういうアメリカの中華ファストフード店があるのかと思っていたら、そうじゃなくて店とか関係なくこのパックがよく使われているというだけでした。まさか日本で手に入るとは……。

 

かずー: なるほど。じゃあわたしの551の蓬莱説も北京ダック説もありうるということですね。

 

安里人: そうね、アメリカの中華のテイクアウトとかデリバリーはこの箱に入れることが多いみたいですよ。

 

優月:ハンバーガーみたいにファストフード感覚で中華が食べられているんですか?

 

安里人: そうみたい。日本でいうと使い捨てのお弁当箱的な感覚なのかな。こんな動画もありました。

 

 

安里人: これを見ていると、きっと酢豚の味付けはケチャップ風味なんだろうな〜とか、アメリカン風味なんだろうな~とか想像しちゃう訳です!

 

かずー: めっちゃアメリカナイズドされたチャイニーズ偏見観!

 

優月: カリフォルニアロール的なやつですね

 

安里人:このアメリカンな感じの中華はやっぱりアメリカじゃないと食べられないんです。中華なのに。

 

かずー: 具体的に何の映画に出てくるんですか?

 

安里人: 最近『ア・フュー・グッドメン』って90年代のトム・クルーズの映画にも出てきましたよ。「資料作成が忙しいから中華でも食うか……」みたいなシーンで食べてました。他にも『マンハッタン』ってウディ・アレン監督の映画でも、ベッドで中華食うシーンで出てきたり。

 

かずー: ベッドで中華……理解しがたい文化だ……。

 

優月: 狂っていますね……

 

かずー: 次から映画で見かけたら「おっ!」って思いそう。でも全然今まで見たことある気がしないんですよね。うーん。

 

安里人: 『ラッシュアワー』でもジャッキーとクリス・タッカーが食べてたような…。

 

優月: 有名な映画にも登場しているんですね。注意して見たら見つかるかな……

 

安里人: よく見ていると本当に頻繁に出てくるよ。机の上とかによくぞんざいに置かれてたりします。

 

かずー: ハコを買ってお弁当箱代わりにして、職場で「資料作成忙しいから中華食うか……」ってかばんから出しましょう。楽しそう。

 

優月: コンビニ弁当よりは、少なくとも外見はだいぶ粋な感じがしますね。

 

安里人: 可愛い箱だよね。アメリカに行って、うらびれたモーテルとかでこれ食うのが夢です。多分、映画製作者的にはファストフードでロゴとかスポンサーとかを気にしなくて済む扱いやすい小道具なんだろうね。だからよく出てくる。

 

かずー: なるほど……マクドナルドは使えないからね……

 

 

優月セレクト:うずらのパイetc… from『バベットの晩餐会』

 

優月: さっきチラッと話に出てきてドキッとしたんですが ()。私が見つけたのは『バベットの晩餐会』というデンマークの映画です。まずは予告からどうぞ。

 

 

安里人: いい映画です!

 

かずー: あー、私見たことないー。予告の最後に「空腹時のご鑑賞にはお気をつけください」って注意勧告が出ましたね。

 

優月: 予告では肝心のごはんのシーンがあまり出てこなかったのでこちらもご覧ください。

 

 

かずー: おおおうまそうー!!!!正直外国のメシなんてだいたいマズそうなやつばっかだと思っていました……これはおいしそう。

 

安里人: 料理がテーマの映画には2パターンあって、「料理のための映画」と「映画のための料理」。料理のための映画は見てても「いや、観客食えねーから!」ってイライラしちゃうんだけど、映画のための料理はいいなぁってなるんだよね。この映画はまさしく「映画のための料理」をうまく使った例だと思います。料理も美味しそうな上に、晩餐会っていうシチュエーションが映画の舞台装置としてすごく上手く使われている。

 

かずー: 確かに私、最近流行っているごはん系マンガが全然好きじゃなくて。多分ほとんどが「料理のための漫画」になっちゃっているからな気がする!すごく納得した!

 

優月: ウミガメのスープとか、うずらの丸焼きをのせたパイとかなかなかぶっ飛んだ料理もあって、最初はマジか……と思って見ていたんですけど、出てくる人たちがすごくおいしそうに食べるんで最後には自分も食べたくなってきちゃいます!

 

安里人: キャラクターの中に「ウミガメとか食べたことないし、気持ち悪いから食べたくない」って言ってるおっさんがいるのもいいよね。

 

かずー: そういうキャラがいることで観客に歩み寄っているというか、見ている側も「うんうん!」って入り込みやすくなりますよね。

 

優月: そうですね。出てくる村人たち、特に主役の姉妹はあまり料理に興味もないし恋もせずにつつましく暮らしてきたみたいな人たちなんですけど、そういう人たちが晩餐会を通して少し心がほぐれていく感じがいいなと思いました。

 

安里人: ちなみに、ガブリエル・アクセル監督はこの映画を作るまでずっとポルノ映画を作ってきた人で、その中でいきなりこの映画を作ってアカデミー賞をもらったすごい人ですよ。

 

かずー: へー!人間の欲望をくすぐるのが上手い監督なのかもしれないですね……じゅるり……

 

優月: こういう粛々と静かに話が進んでいくタイプの映画はあんまり見たことがなかったんですが、他にも見てみたいと思いました。

 

安里人: デンマーク映画は歴史もあるし、良い映画が多いのでオススメです!

 

 

かずーセレクト:ゾンビ from『ティファニーで朝食を』

 

かずー: わたしはご飯じゃなくてお酒です。あんまりご飯に興味がないというか無頓着なんですよね(笑)。

 

優月: お酒という選択肢が頭になかったです。

 

かずー: あとさっきも言ったけど、外国のメシはだいたいマズそうという偏見がすごい……(笑)。というわけで、追悼!ジョージ・A・ロメロに哀悼の意を!「ゾンビ」って名前のカクテルがあるんですよ、ご存じでしょうか。

 

 

カクテル・ゾンビを知っていますか?美味しいレシピをご紹介

 

 

安里人: ロメローーーーーーーーー!!!!

 

かずー: いやぁここ数年でトップクラスの訃報でしたよ。はい、なんで「ゾンビ」って名前がついているのかというと、なんと死人も蘇るほど強いお酒だからってことらしいです!

 

優月: え!見た目だとかなりかわいらしい感じですが……強いんですね。

 

かずー: 度数は強いけど飲みやすいので、レディーキラーらしいですよ。飲ませよう諸君!やっぱりロメロに哀悼の意を込めてこれで献杯しないと死ねないですよ……!

 

安里人: こんなん飲んだら蘇る前に死ぬ自信があります!(お酒飲めない)

 

優月: カクテルなのに度数が23度ぐらいあるんですね!たしかに強い……それで飲みやすいとなるとやばそうです。

 

かずー: 名前のインパクトはもちろん、かの有名な「ティファニーで朝食を」でオードリー・ヘプバーンがゾンビを飲んでいるシーンがあるらしいです!オードリー酒豪説!

 

安里人: あれ!そんなシーンあるんだ!?

 

かずー: 調べてたらいろんなところでそう書いてありました。これを機に見返そうと思っていたのですが時間がなく……シーン特定できていないんですが。

 

: えっ、朝食食べながら飲んでるんですか!?

 

かずー: いや、多分さすがに違うんじゃないかな(笑)。映画の中でもたびたびお酒を飲むシーンがあった気がします。その中のどれかだろうなと思いつつ……。もちろん映画の主題歌にちなんだ「ムーンリバー」というカクテルもあります!多分これが一番映画にもよく出てくる、白いカクテルだと思うんですけど素敵ですねー。ゾンビとセットで飲んで洒落込みたいぜ……。

 

優月: 揃えて飲むのいいですね!!

 

かずー: 他にも様々なシーンでオードリーがカクテルを飲んでいるので全部知りたい!って思ったんですけど、そういうのまとめてくれてるオタクサイトないかなぁ……見つけられなかった……。で、当たり前なんですけどどのシーンもオードリーがべらぼうに可愛いんですよね。たまらなく「お酒が似合う女の子ってなんて素敵なんだろう!」ってキュンキュンしました。

 

優月: お酒を飲んでいる姿も美しいってすばらしいですね……。

 

かずー: ビールと日本酒やめようって思ったよね。やめよやめよ。そんなこんなで色々お酒と映画を調べているうちに、映画に出てくるいろんな酒を網羅したくなってきたので近いうちにトム・クルーズ主演の『カクテル』でも観ようかなと思っています。あと『フレンチ・コネクション』ってお酒も同名の映画から名づけられているらしいので、追って鑑賞予定です!

 

安里人: 『フレンチ・コネクション』は最高の映画!

 

かずー: おっ!これは期待。NYの麻薬密輸の話みたいですね、あらすじしか読んでないんですけど。あと、フレンチ・コネクション(酒)のレシピを調べたら、なんとベースのブランデーをウィスキーに変えると「ゴッド・ファーザー」って名前の酒になるらしいです。なにそれくそかっこいいって思ったんですけど。厨二心くすぐられる。

 

優月: なんかそれも強そうなお酒ですね……!

 

安里人: ちなみに映画『カクテル』はゴリゴリのアイドル映画みたいなところがあるから、トムさんは全然好きじゃないらしいですよ。

 

かずー: トムさーん!!!!

 

安里人: でも確かに、映画の名前がついたカクテルってたくさんあるイメージ。

 

かずー: ね、多分お酒に映画の名前をつけるパターンが多いんでしょうけど。青のお酒になんかキラキラしたやつ入れて「はい、スターウォーズ」とか絶対誰か作ってるよ。

 

優月: スターウォーズありそう (笑)

 

安里人: 東京に映画のタイトルのカクテルを作ってくれるBARがあるって聞いたことあるなぁ。

 

かずー: へー、すごいロマンチック!行きたさ!

 

安里人: 『アルチバルド・デラクルスの犯罪的人生』とか頼んでみたいな。

 

かずー: なんすかそのニッチな映画……安里人さんが行くとすごい嫌な客っぽいからやめましょう。しかしとりあえず私はゾンビを飲まないとだな、死ねないのだよ……。

 

優月: べろんべろんになってください (笑)

 

安里人: ゾンビ気になるぞ!

 

 

 

 

この記事を書いた人

山田 和季
山田 和季
チーフエディター。 (頭が悪いから) 歯に衣着せぬ物言いで、最近は「めたくそライター」の肩書もGETしました。ふざけただらしのない文章を好みます。母の鳴く家というバンドで紅一点ギターを弾いていますが、わりと常にエロいことを考えています。

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